2008年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

環境・設備設計(Air Conditioning System Design and Drawing for Building)[5C25]

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2単位
高信 碩文 非常勤講師
大橋 一正 教授  
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村田 博道 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
事務所建物を設計し、その建物に最も適した空気調和、換気設備を設計する。システム選定、負荷計算をはじめ機器容量、配管、ダクトを順次決定し、設計図面に反映させるプロセスを学習する。

<授業計画>
1.建築設計と空調計画
  設計手順、建物規模に応じた空調、熱源、搬送システムの解説
2.建築設計と建物負荷計算1
  建築設計及び、夏冬の室内熱負荷計算を行い、負荷内容と特性、ゾ−ン別負荷を考察
3.空調機・熱源機器の決定
  空気線図上で状態変化を検討し、空調機負荷、熱源機器負荷を決定
4.ダクト計画
  基準階の空調、換気用ダクトを計画、吹出口、吸込口の形式、配置を決定
5.配管計画
  配管システムのフロ-を計画し、各配管系の水量、温度差より配管径を決定
6.空調機の決定
  所要性能の冷却器、加熱器、加湿器、フィルタ-を有する空調機仕様の決定
7.ペリメ−タ空調の決定
  外壁負荷処理用機器を選定し、二次配管系の送水温度と制御を検討
8.機械室の計画
  各機械室の位置、広さを確定し設備機器の配置、及びダクトと配管計画を行う。
9.学外調査
  学外にて建築、設備システムの見学
10.建築設計と負荷計算2
  建築設計に対し、再度負荷計算を行い、負荷低減の検討をする
11.建築設計とシステム設計
  建築設計に対し、再度システム設計を行い、最適なシステムを決定する。
12.図面作成1
  図面作成を実施し、製図要項、作図技法に関する直接指導を行いう。
13.図面作成2
  図面作成1につづき、指定期日まで各自図面作成
  要求図面:(1)建築設計図(基準階平面図、断面図、壁面構成図)
       (2)凡例、機器表、配管、ダクト系統図)
       (3)基準階ダクト配管平面図

<成績評価方法及び水準>
設計演習、見学レポ−ト、設計図面の提出内容により総合評価する。

<教科書>
空気調和ハンドブック(改訂4版)井上宇市編(丸善)、配布資料

<参考書>
オフィスビルの空気調和・給排水衛生設備デザイン(空気調和・衛生工学会編、オ−ム社)

<オフィスアワー>
24階環境設備系研究室(授業後16:30から17:30)、これ以外も可(但し、約束来室のこと)

<学生へのメッセージ>
建築設計III(3年前期)で各自設計した建物を利用して、室内環境設備設計を行う場合もあるから建築図は保管のこと

 

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