2008年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース
地域環境計画(Planning of Regional Environment)[5B22]
2単位 東 正則 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 開発の時代から環境の時代に変わり、環境共生的な地域計画が求められるようになってきている。諸外国を含めて環境共生的な地域計画の展開方向を検討する。
授業の達成目標は、地道に試みられている環境共生の事例から、その必要性を認識して、これらを自らのデザインボキャブラリーとして確保してもらうことである。
- <授業計画>
- 第1週 授業の目的、特徴、進め方について
2 我が国における地域計画の視点からの環境問題 3 諸外国における環境共生的地域計画の展開方向 4 我が国における地域計画制度と環境共生 5 農業の多面的機能と環境資源化 6 コミュニティファーム、クラインガルテン、農業公園 7 都市農地、平地林の維持管理と市民参加 8 住宅地開発と緑地保全 9 エコハウス 10 パーマカルチャー 11 ポケットパーク 12 ヨーロッパの環境教育施設 13 資源リサイクルと地域連携
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験とレポートの成果による。
- <教科書>
- 特に指定せず、必要に応じて教材を配布する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了直後適宜(また自由に研究室を訪れて欲しい)
- <学生へのメッセージ>
- 環境問題は深刻な事態にある。従来の方向の延長線上での開発をする、建築するという視点ではなく、広く環境的な視点、真の豊かさとは何かという視点から、都市のあり方、建築のあり方を考えて欲しい。特に生態系を重視した計画の視点を持って欲しい。また環境や生き方の視点から農林業にも関心を持って欲しい。これからは農林業が重要な役割を果たすと思われる。
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