2008年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

地域環境計画(Planning of Regional Environment)[5B22]

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2単位
東  正則 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 開発の時代から環境の時代に変わり、環境共生的な地域計画が求められるようになってきている。諸外国を含めて環境共生的な地域計画の展開方向を検討する。
授業の達成目標は、地道に試みられている環境共生の事例から、その必要性を認識して、これらを自らのデザインボキャブラリーとして確保してもらうことである。

<授業計画>
第1週 授業の目的、特徴、進め方について
 2  我が国における地域計画の視点からの環境問題
3  諸外国における環境共生的地域計画の展開方向
 4  我が国における地域計画制度と環境共生
 5  農業の多面的機能と環境資源化
 6  コミュニティファーム、クラインガルテン、農業公園
 7  都市農地、平地林の維持管理と市民参加
 8  住宅地開発と緑地保全
 9  エコハウス
10  パーマカルチャー
11   ポケットパーク
12   ヨーロッパの環境教育施設
13   資源リサイクルと地域連携

<成績評価方法及び水準>
 定期試験とレポートの成果による。

<教科書>
 特に指定せず、必要に応じて教材を配布する。

<オフィスアワー>
 授業終了直後適宜(また自由に研究室を訪れて欲しい)

<学生へのメッセージ>
環境問題は深刻な事態にある。従来の方向の延長線上での開発をする、建築するという視点ではなく、広く環境的な視点、真の豊かさとは何かという視点から、都市のあり方、建築のあり方を考えて欲しい。特に生態系を重視した計画の視点を持って欲しい。また環境や生き方の視点から農林業にも関心を持って欲しい。これからは農林業が重要な役割を果たすと思われる。

 

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