2008年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース
電気・情報システム(Electrical Service & Building Information System)[4E26]
2単位 高橋 健彦 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 近年の電力技術および情報技術の高度化に伴い、建築物の電気設備の役割は、その機能を果たすために、ますます重要になってきている。電気設備は電気系工学技術を応用したシステムの総体である。このシステムを理解し、さらに電気の要素技術を理解できることをねらいとする。建築マインドを持ち、建築電気設備技術者になるための基礎的知識を養い、電気設備および情報設備の計画・設計に係わる概念を理解できる能力を身につける。
- <授業計画>
- 1.ガイダンス:建築電気設備の役割、建築物との係わり、機能技術
2.電気学入門:電気の歴史、電気の利用、建築電気設備 3.電気理論:静電気、電磁気、交流回路 4.電気理論:過渡現象、照明、自動制御 5.電気設備の構成と材料:電気機器、電気計測、電気材料、パワエレ 6.電気設備計画と受配電設備:電気設備計画、受変電設備、高圧変電設備、省エネ 7.非常電源設備と輸送設備:自家発電設備、基電池設備、エレベータ、エスカレータ 8.照明設備:光源の種類と特性、照明設備計画、照度基準 9.照明設計:照明計画、教室の照明設計 10.情報通信と防災設備:情報通信設備の種類、防災設備、雷保護設備 11.配線設備と保護:構内配線、幹線、電線材料、保護協調 12.建築電気設備に係わる法規:建築基準法、電気設備技術基準、電気用品安全法 他 13.電気安全:感電、3Pコンセントシステム、電気火災 14.電気安全:雷、EMC、接地 15.期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験結果を70%、授業中の演習問題、課題の解答を30%で評価し、100点満点の60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 高橋・黒田著「建築電気設備工学」(オーム社)及びプリント
- <参考書>
- (社)電気設備学会誌の特集記事(図書館に有り)
- <オフィスアワー>
- 授業の前後の時間に講師控室にて
- <学生へのメッセージ>
- 建築業界(ゼネコン、サブコン)では電気設備技術者を熱望している。建築物に機能を与える設備を創る喜びを味わいたい諸君はトライしてみてはいかが。それには、この科目でしっかり勉強されることを望みます。
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