2008年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

環境建築特別講義(Advanced Lecture of Environmental Architecture)[3E17]

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2単位
村上 正浩 准教授  
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野部 達夫 教授  
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東  正則 教授  
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宇田川 光弘 教授  
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大橋 一正 教授  
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遠藤 和義 教授  
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久田 嘉章 教授  
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藤木 隆明 教授  
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山下 哲郎 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築は内外の環境を切り分ける境界として機能するが、内部環境は建築が目指すところそのものでもあり、同時に外部環境への影響も副作用として存在する。近年は地球環境をはじめとする周囲の環境への危惧が顕在化し、建築は環境という視点なしには考えられない時代になった。講義では変容が激しいこの分野において、最新の研究や設計・施工事例などについて、学外で活躍する講師を毎回招いて講演していただく。また、異なる専門分野からも講師を招き、建築と環境について多角的かつ広範囲な講義を予定している。受講者ひとりひとりの建築に対する視野を広げることを目標とする。

<授業計画>
ガイダンス(村上)
学外講師による12回の講義(各教員が共担する。以下は過去の例。)
・クールヴィズとウォームヴィズ
・超高層住宅およびそれを支える技術
・建築設計事務所におけるまちづくりコンサルタントという仕事
・リスクマネジメント−地震防災の視点から−
・資産価値とリスク−証券化不動産の視点から−
・EU諸国の解体工事と3R事情
・建築へのインテグレーション「時間と場所」
・組織設計事務所における意匠設計という仕事
・フランスと日本の景観比較
・地球温暖化防止と最新の建築設備技術について
・最近の災害特性と救援対策
・エネルギー事業者としての建築省エネルギーの取り組み
・損害保険会社の使命とリスク分析の重要性
・宇宙建築家の考える環境・空間・建築
・200年の伝統企業が生み出した社内ベンチャー・カンパニー
・施設のリスク管理におけるシミュレーションの役割
・損害保険会社のリスク分析手法の研究と社会への還元
・戸建て免震住宅による地震時の安全性と地震後の機能維持の確保 など

<成績評価方法及び水準>
毎回課すレポートの総合点を100点満点で評価し,60点以上の者に単位を認める。なお良いレポートとは独自の考え方が表れているものである。試験は行わない。

<教科書>
必要に応じて資料を配付。

<参考書>
その都度指示。

<オフィスアワー>
各教員が講義の前後に対応。

<学生へのメッセージ>
建築に必要な多方面への興味を喚起する好機と考える。積極的な参加と発言を求める。

 

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