2008年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

都市計画関連法規(Regulations about City Planning)[6B71]

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2単位
古川 公毅 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
都市計画に関連する法規について、東京の最近の特色あるプロジェクトの事例をもとに実践的に学ぶ。
以下に具体的な達成目標を示す。
1.計画者の目で都市施設整備や面整備の事例を観察し都市整備のあり方の改善点を提言できること。
2.計画面に加え、コストや採算性や事業制度の選択など事業面の課題について提言できること。

<授業計画>
第1週 [概論]まちづくりの考え方について学ぶ。
第2週 [土地利用の規制と誘導]計画的な土地利用をめざして規制と誘導の両面を学ぶ。
第3週 [道路の整備]交通渋滞の解消や環境を考慮した都市の道路整備について学ぶ。
第4週 [鉄道・新交通の整備]鉄道・新交通など都市の多元的な公共交通網の整備について学ぶ。
第5週 [河川の整備]都市型水害対策など流域の総合的な治水対策と、水辺の環境対策を学ぶ。
第6週 [ウオーターフロントの開発]臨海部開発の現状と課題について学ぶ。
第7週 [市街地整備の促進]土地区画整理、都市再開発、地区計画等による市街地整備を学ぶ。
第8週 [都市防災の推進]都市型災害に強いまちづくりと震災復興都市計画について学ぶ。
第9週 [供給処理施設の整備]上下水道の整備およびゴミと残土対策について学ぶ。
第10週 [地下空間利用の推進]地下空間の計画的な利用の促進方策と最新の地下技術について学ぶ。
第11週 [環境整備の推進]環境影響評価の実施などの環境保全および公園整備について学ぶ。
第12週 [これからの都市整備]都市計画、都市整備の展望と課題について学ぶ。

<成績評価方法及び水準>
3回のレポートの採点および毎回授業の際の短問の採点の合計点で評価する。良いレポートとは、自分で現地を観察して計画者としての視点から改善点や提言を自分の言葉で述べられているものである。短問は、毎回の講義の内容で特に把握してもほしい事柄を簡潔に出題する。期末試験は実施しない。

<参考書>
「図解 東京の地下技術」青山やすし、古川公毅編(かんき出版)

<オフィスアワー>
講義の後、土曜日 12:15から12:45 兼任講師室にて
それ以外でも、メールで対応可。hiroki_furukawa@ihi.co.jp

<学生へのメッセージ>
計画者の目で改めてまちづくりを観察し、自分の言葉で都市整備の提言を行うことを期待します。
また、計画面だけでなく、コスト意識などの事業面、管理面への関心を併せて持つことを期待します。

 

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