2008年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

哲学とは何か(What is Philosophy)[4B04]

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2単位
真達 大輔 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 哲学史の知識を教養として身に付け、抽象的な思考の力を養う。このことを通じて、素朴に信じている常識から距離を置けるようにする。これに加えて、文章を読む力、書く力も磨く。

<授業計画>
 主に、ニーチェと前期のハイデガーを扱う。

・ニーチェ:ルサンチマン、遠近法主義、ニヒリズム、力への意志、超人、永遠回帰
・ハイデガー :現存在、世界内存在、本来性と非本来性、先駆的決意性

 こういったキーワードを拾いながら、それぞれの思想を紹介する。その際、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、フッサールといった先行者の思想とも関連づけながら、哲学史全体への見通しを立てつつ、両者をその中に位置付けてみたい。
 また単なる思想の紹介にとどまらず、哲学を我々の身近な問題として考えみたい。
 

<成績評価方法及び水準>
学期末に筆記試験を行う。
また様子を見て、授業の中でも中間試験を実施する。
それらの合計60点以上を合格として、単位を認める。

<教科書>
特に指定しない。
授業の中で資料を配布する。資料は多めに配るので、紛失しないよう整理して保管すること。

<参考書>
その都度、講義の中で紹介する。

<オフィスアワー>
授業終了後に教室または講師室にて。
1限と2限の間は基本的に教室にいるので、気軽に声をかけて下さい。

<学生へのメッセージ>
 哲学はわかりやすい学問ではありませんが、根気強く付き合えば、必ずや知的快楽を得ることでしょう。共に授業を作るという意識を持った積極的な参加を期待します。

 

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