2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

アジア建築(Asian Architecture)[5B73]

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2単位
大田 省一 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年の日本とアジア地域との関係の深まりにより、同地域の建築・都市についても感心の高まりがみられる。本講義はそのような要請に応えるために開講される。
中国をはじめとするアジア各国には、歴史の中で育まれた独自の建築文化が存在する。また、日本の建築は古くから近隣地域の影響を受けており、アジア的な広がりの中で捉えなおす必要も認められる。現代の成長著しいアジアの都市の活気あふれる様相からは、斬新なアイディアが表現される一方で、伝統との共存もみられる。奥深い文化を秘めつつ動き続けるアジアの都市、建築は多くのことを語りかけてくれる。本講義を通じて、これらアジアの建築に関する理解を深め、建築のさまざまなあり方について考えていくことがねらいである。

<授業計画>
第1週 イントロダクション
第2週 中国古代の建築1
第3週 中国古代の建築2
第4週 紫禁城の世界
第5週 中国の都城
第6週 中国の住宅
第7週 中国の庭園
第8週 韓国の建築1
第9週 韓国の建築2
第10週 東南アジア・華僑の建築
第11週 アジアの現代建築1
第12週 アジアの現代建築2
第13週 伝統文化と現代建築−伝統からの発想

<成績評価方法及び水準>
中間試験30%、期末試験50%、授業の最後に書いてもらう出席レポート20%で計算し、60点以上を合格とする。

<教科書>
特になし

<参考書>
東洋建築史図集(彰国社)、アジア都市建築史(昭和堂)、その他授業中に指示。

<オフィスアワー>
授業の前後、非常勤講師室にて

<学生へのメッセージ>
建築の理解のためには、その歴史・文化的背景にも関心を持つことが重要である。世界史の流れを把握した上で、授業に臨むようにしてもらいたい。

 

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