2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

構造計画(Structual Theory)[6B07]

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2単位
原田 公明 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築の構造は建物を構成する骨格であり、地震や台風などの自然災害から人々の暮らしを安全に守ります。構造計画は、建築計画と整合をとりながらかつ構造性能を満足する骨組みを決定する構造設計の初期の段階で行われる重要なものです。具体的な建物の設計例を通して構造計画の考え方を学んでいきます。

<授業計画>
1.構造設計者とは
2.鉄筋コンクリート造
3.鉄骨造
4.プレキャストプレストレストコンクリート造
5.アーチ、ドーム構造
6.トラス構造
7.張弦梁・テンション構造
8.紙の構造設計施工競技会
9.免震構造・制振構造
10.意匠と構造のコラボレーション

上記構造形式を用いた設計事例を構造設計から現場施工に至るまで図面、写真等を用いて講義します。あわせてその構造の力学的な意味、歴史的な成り立ちも盛り込みながら説明します。

<成績評価方法及び水準>
出席状況と提出レポートによる。

<教科書>
ありません。

<参考書>
「空間構造物語 ストラクチュラル・デザインのゆくえ」:斎藤公男(彰国社)
『「広さ」「高さ」「長さ」の構造デザイン』:坪井義昭、小堀徹、大泉楯、原田公明、鳴海裕幸(建築技術)

<オフィスアワー>
授業終了後随時質問等には応えます。

<学生へのメッセージ>
構造設計は力学に基づきさまざまな空間を創造し実現できる行為です。この授業では少しでもものづくり、構造計画の楽しさを学んでいければと思います。

 

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