2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
建築法規(Architectural Regulation)[5A17]
2単位 東 正則 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 環境形成の重要な要素である建築物等を対象に、快適な社会生活を営むことを目的として、その実現のために、いかなる考え方で、いかなる仕組みが用意されているかを学ぶ。
授業の達成目標は、建築法規が何故必要なのか、いかなる獲得目標を掲げて、いかなる手法で実現しようとしているかを理解し、今後の方向が考えられるようになることである。
- <授業計画>
- 第1週 授業の目的、特徴、進め方について
2 建築基準法の概要、特徴 3 建築基準法の生成、発展と社会的背景 4 建築基準行政の担い手 5 建築確認制度の特徴と問題点 6 建築基準法における用語の定義 7 建築基準法における一般構造、設備 8 建築基準法における防火、避難 9 建築基準法における敷地及び道路の意義 10 建築基準法における用途規制の意味と課題 11 建築基準法における密度規制 12 建築基準法における高さ規制(その1) 13 建築基準法における高さ規制(その2)
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験の成果による。
- <教科書>
- 「建築法規用教材」日本建築学会編 丸善
- <オフィスアワー>
- 授業終了直後適宜(また自由に研究室を訪れて欲しい)
- <学生へのメッセージ>
- 法律を暗記するのではなく、法によって獲得すべき目標、その仕組みを学び、何故このような都市空間が形成されているのかを、問題意識をもって考えられるようになって欲しい。また建築物等を社会的存在として意識し、建てる側からだけではなく、建てられる側からの問題も考えられるようになって欲しい。建築法規の授業をとおして、法によって個人の自由な意思が制限されることの意味を考え、自ら選んだ職業の重さを自覚して欲しい。
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