2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

建築法規(Architectural Regulation)[5A17]

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2単位
東  正則 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 環境形成の重要な要素である建築物等を対象に、快適な社会生活を営むことを目的として、その実現のために、いかなる考え方で、いかなる仕組みが用意されているかを学ぶ。
 授業の達成目標は、建築法規が何故必要なのか、いかなる獲得目標を掲げて、いかなる手法で実現しようとしているかを理解し、今後の方向が考えられるようになることである。

<授業計画>
第1週 授業の目的、特徴、進め方について
 2  建築基準法の概要、特徴
3 建築基準法の生成、発展と社会的背景
 4  建築基準行政の担い手
 5  建築確認制度の特徴と問題点
 6  建築基準法における用語の定義
 7  建築基準法における一般構造、設備
 8  建築基準法における防火、避難
 9  建築基準法における敷地及び道路の意義
10   建築基準法における用途規制の意味と課題
11   建築基準法における密度規制
12   建築基準法における高さ規制(その1)
13   建築基準法における高さ規制(その2)

<成績評価方法及び水準>
 定期試験の成果による。

<教科書>
 「建築法規用教材」日本建築学会編 丸善

<オフィスアワー>
 授業終了直後適宜(また自由に研究室を訪れて欲しい)

<学生へのメッセージ>
 法律を暗記するのではなく、法によって獲得すべき目標、その仕組みを学び、何故このような都市空間が形成されているのかを、問題意識をもって考えられるようになって欲しい。また建築物等を社会的存在として意識し、建てる側からだけではなく、建てられる側からの問題も考えられるようになって欲しい。建築法規の授業をとおして、法によって個人の自由な意思が制限されることの意味を考え、自ら選んだ職業の重さを自覚して欲しい。

 

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