2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
保存修復学(Historic Preservation)[4A19]
2単位 後藤 治 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 歴史的建造物や歴史的集落・町並を将来に継承していくために実施されている制度・計画・実務等の概要について、具体的な保存修復の実例を通して学ぶ。保存修復を行う上で生じる様々な問題や、保存修復に取り組むために必要とされる基礎的な知識を得ることを目標とする。
- <授業計画>
- 1.授業の進め方
2.基本的な用語・実務 3.建築物の保存修復実務(1)−破損調査 4.建築物の保存修復実務(2)−歴史調査 5.建築物の保存修復実務(3)−利用計画 6.保存修復とデザイン 7.集落・町並みの保存修復計画 8.保存修復と伝統技術 9.保存科学、構造補強 10.文化財保護法・景観法と歴史的建造物 11.文化財保護法と様々な歴史遺産の保護 12.歴史的建築物に関わる様々な制度 13.実例研究
- <成績評価方法及び水準>
- 授業期間中2回程度行う課題で平均60点以上の成績をおさめ,かつ,定期試験にかわるレポートで60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- なし
- <参考書>
- 「新建築学大系50 歴史的建造物の保存」伊藤延男他(彰国社)
「修復」木村勉他(理工学社) 「近代建築解体新書」木村勉(中央公論美術出版)
- <オフィスアワー>
- 水曜(後期) 19:00〜19:30 新宿校舎2672号室
- <学生へのメッセージ>
- 他学では、ほとんど開講されていない授業なので、適当な教科書はありません。前期の建築都市保存調査演習とあわせて履修すると、保存修復への理解と興味が増すと思います。レポートを提出するだけで単位が取得できると思っている方が多いようですが、授業の内容を理解した上で提出したものでなければ、単位は認められません。あたりまえのことですが‥
- <備考>
- 試験を行わないので、追試験はありません。
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