2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

建築音響(Architectural Acoustic)[3B20]

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2単位
塩田 正純 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
どうして快適な建築空間が必要なのか。特に、快適な音響空間がどうして重要なのか。そのことを前提として、快適な建築音響空間を構築するための基本的な事項から実際まで、実例等を交えながら講義し、建築空間設計に反映できるようにする。

<授業計画>
1.オリエンテーション     : 音響・騒音・振動に関する図書等の紹介
2.音の性質          : 波動の物理特性
3.音の計算          : レベル表示とデシベル計算
4.音の聞こえ         : 聴覚と聴感
5.音響材料          : 吸音機構・材料・構造
6.音響材料          : 遮音機構・材料・構造
7.音の伝搬と減衰       : 音源形状と距離減衰
8.騒音防止設計        : 騒音防止計画の進め方
9.室内音響計画        : 音響設計の進め方
10.環境振動の基礎      : 弾性波の物理特性とレベル表示
11.振動の評価        : 人体振動の影響
12.固体伝搬音の基礎     : 音響放射のメカニズム
13.室内音響の実際(1)   : 音を視る
14.室内音響の実際(2)   : 音響施設の実際
15.補講

<成績評価方法及び水準>
成績は、出席が、20点、レポートが30点及び期末試験を50点とし、60点以上を合格点とする。レポートは、2回に分けて提出し、提案とか独自の考えを多いに歓迎する。

<教科書>
「建築の音環境設計 <新改訂>」日本建築学会 設計計画パンフレット4 彰国社刊

<参考書>
「 図解雑学 音のしくみ 」中村 健太郎 ナツメ社 
「建築環境工学用教材 環境編」日本建築学会
The Science of Sound Third Edition :T.D. Rossing,F.R  Moore &P.A.Wheeler  Addison Wesley

<オフィスアワー>
随時歓迎

<学生へのメッセージ>
建築音響空間は、音楽用空間だけでなく、日常的な生活空間にも包含している。快適な音空間を創造することは、どのようなことかを模索しつづけてほしい。

 

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