2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

鉄筋コンクリート構造(Reinforced Concrete Structure)[2A14]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
近藤 龍哉 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
多くの集合住宅,学校,病院および庁舎などの構造として広く用いられる鉄筋コンクリート構造の構造設計法について学びます。建物全体の安全に対する考え方を講義します。主として許容応力度設計法による柱,梁,耐震壁,床スラブ,基礎などの部材断面の設計方法と設計された各部材の強度性能やひび割れ,たわみの計算方法について講義します。

<授業計画>
1. 鉄筋コンクリート(RC)構造の設計法の概要、および、各種構造形式の概要
2. 安全な建物について 例示:阪神大震災その他によるRC造建物の地震被害
3. RC構造に用いられる鉄筋とコンクリートの力学的性質と許容応力度
4. RC構造の応力算定および断面算定についての基本事項
5. 床スラブの応力の求め方,断面算定法と構造規定ならびにたわみの求め方
6. 梁の断面算定法と構造規定,ひびわれ強度と終局強度ならびにたわみの求め方
7. 柱の断面算定法と構造規定ならびに終局強度
8. 耐震壁の断面算定法と構造規定ならびに終局強度
9. 基礎の種類と応力の求め方,断面算定法
10. 鉄筋のかぶり厚さと耐久性
11. 設計演習1
12. 設計演習2

<成績評価方法及び水準>
いくつかのレポートの合計50点と,期末テスト50点の合計得点において評価する。

<教科書>
「鉄筋コンクリート構造計算規準同解説―許容応力度設計法―」1999年(日本建築学会)

<参考書>
「鉄筋コンクリート構造の設計・構造計算のすすめ方」,日本建築学会関東支部編

<オフィスアワー>
逐次受け付けます。事前にメールで所在を確認し研究室を尋ねてください。

<学生へのメッセージ>
鉄筋コンクリート構造は住宅に広く用いられる木造と並ぶ,代表的な構造です。構造設計職を志す学生ばかりではなく,一級建築士の取得にも必須の科目です。施工管理職や意匠設計職・設備設計職に進むことを希望している学生にも履修を薦めます。

<参考ホームページアドレス>
dt82143@ns.kogakuin.ac.jp

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2008 Kogakuin University. All Rights Reserved.