2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

生産設計(Building Practice)[1B18]

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1単位
田村 雅紀 准教授  
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遠藤 和義 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建設活動によって生じる環境影響にどれだけ配慮がなされたかで建築物の価値が評価されるような状況となってきた。本講義は実務に携わる上で必要となる環境を軸においた際の設計,施工,評価,対策等による建築生産の流れを把握するとともに,環境に配慮した各種技術と手法を講義,演習等を通じて理解する。

<授業計画>
1.生産性評価の枠組み−環境配慮型契約について
2.生産性評価の枠組み−LCAによる環境負荷の定量化 その1 躯体数量積算の方法
3.生産性評価の枠組み−LCAによる環境負荷の定量化 その2 環境負荷原単位の適用
4.生産性評価の枠組み−具体的な環境負荷低減の方策とその評価
5.生産設計の動向−環境の定義
6.生産設計の動向−環境法令と建設活動
7.生産設計の動向−環境規制値と建築工事
8.生産設計の動向−工事における空間的尺度の影響(規模,輸送等)
9.生産設計の動向−工事における時間的尺度の影響(ライフサイクル段階,寿命等)
10.生産設計の動向−建築工事のBAT(Best Available Technology)
11.生産設計の発展−作り手・使い手のニーズ
12.生産設計の発展−サステナビリティと文化的価値
13.生産設計のまとめ

<成績評価方法及び水準>
平常点(演習課題,レポート課題,小試験等)と最終課題の成績により評価する。

<教科書>
講義用プリント(授業時に配付)

<オフィスアワー>
授業後1時間

<学生へのメッセージ>
実務において環境配慮は欠かせないと思っている人,環境に配慮した建築生産の枠組みとその内容について深く理解したい人は積極的に講義に参加してください。

 

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