2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[5215]

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3単位
野口 昌宏 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
コンピュータ操作により必要な情報を得たり、目的を達成する能力は社会人なら誰でも必要とされます。この授業の前半ではタイピングの訓練に始まり、基本ソフトウェアや各種応用ソフトウェアの実践的演習を行い、情報処理の基礎的な概念や情報倫理について学びます。

授業の後半はプログラミングの基礎を講義と演習で学びます。
プログラミングは数値解析、統計処理、数値シミュレーション、画像処理などの様々な問題をコンピュータで行う情報処理の手段です。

【前期達成目標】
1.コンピュータを身近な道具として活用する知識と技能の習得
2.情報の取り扱い、情報倫理、法令遵守についての理解

【後期達成目標】
1.プログラミング言語の基本的文法や構文の理解
2.プログラムの動作を机上でトレースする能力
3.単純かつ基本的な処理を行うプログラムの作成
4.典型的な数値解析の例やアルゴリズムの理解

<授業計画>
前期
1. 授業のガイダンス、個人ID登録証の配布、Windowsの基本操作、電子メールの利用
2. 日本語入力とワープロの演習1(基本的操作方法)
3. ワープロの演習2(各種機能)
4. 表計算ソフトウェアの演習1(基本的操作方法)
5. 表計算ソフトウェアの演習2(上級操作)
6. プレゼンテーション
7. Webページの制作1
8. Webページの制作2
9. 文書処理LaTeX1
10. 文書処理LaTeX2
11. AUTOCADによる建築系製図1
12. AUTOCADによる建築系製図2
13. AUTOCADによる建築系製図3
14. AUTOCADによる建築系製図4
15. 定期試験

後期
1. Excelの中で利用可能なVBAプログラミング環境の操作方法
2. 変数と四則演算
3. 条件判断
4. 繰り返し処理
5. 繰り返し処理の応用と発展問題
6. SubプロシージャとFunctionプロシージャ
7. 変数のスコープとプロシージャ間のデータ授受の仕方
8. ワークシートのセルの読み書きとグラフの作成
9. 再帰的アルゴリズム
10. 文字列の処理
11. モンテカルロ法
12. 方程式f(x)=0の解法
13. 定積分
14. プログラム作成の総合演習
15. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
単位取得のため授業への参加と全課題の提出が必要です。
提出物を期限内に提出しないと受理しないことがあります。

前後期の合計2回の定期試験の受験は必須で、片方しか受験しない場合は
受験放棄と扱います。演習は授業への参加状況(遅刻・欠席は減点する)
と演習課題や小テストなどで評価します。

前後期の定期試験の平均点(60点満点)と前後期の演習評価(40点満点)
の合計点を成績評価とします。
前後期合計2回の定期試験の受験は必須である。片方しか受験しなかった場合は受験放棄とみなされ、成績はつかない。

上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。

前後期各1回の定期試験の平均点(60点満点)と前後期の演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点が60点以上ならば合格である。

演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。

<教科書>
次の教科書を最初の授業から使用します。教材がない人は授業に参加できません。
前期:「情報処理の基礎と演習」田中久弥,飛松敬二郎,加藤潔/他著(共立出版)
後期:「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング」加藤潔 著(共立出版)

<オフィスアワー>
金曜 講義終了から1時間程度 八王子校舎 11−264

<学生へのメッセージ>
仕事ができる人はコンピュータを使いこなします。情報処理の基礎を学ぶことにより,情報化社会に対応できる知恵とマナーを身に付けて下さい.この情報処理の基礎を学ぶことが,これからの他の科目を学ぶ上で重要であり,卒論に着手するまでにしっかりと基礎を学んでください.

 

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