2008年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[1123]

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3単位
山崎 浩之 講師  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 前半では、基本ソフトウェアや各種応用ソフトウェアの利用法について、講義と演習を行う。学生として学び、社会人として働くために必要な情報リテラシーを身につけて欲しい。情報処理の基礎的な概念や情報倫理についても学ぶ。
 後半では、プログラミングの基礎について講義と演習を行う。コンピュータの柔軟な処理能力を引きだすための技術として、プログラミングを紹介する。

【前期達成目標】
1.基本的なアプリケーションを用いて、情報の収集・加工・発信ができること
2.CADソフトを用いて、簡単な建築図面の作成ができること
3.情報の取り扱い、情報倫理、法令遵守について理解すること

【後期達成目標】
1.コンピュータがプログラムに従って動作することを体験的に理解すること
2.VBAの基本的な文法を理解し、簡単なプログラムを読めるようになること
3.単純な処理を行うプログラムを作れるようになること
4.実例を通して、典型的なデータ処理や数値計算の手順を理解すること

<授業計画>
前期
1. 授業のガイダンス、個人ID登録証の配布、Windowsの基本操作、電子メールの利用
2. 日本語入力とワープロの演習1(基本的操作方法)
3. ワープロの演習2(各種機能)
4. 表計算ソフトウェアの演習1(基本的操作方法)
5. 表計算ソフトウェアの演習2(上級操作)
6. プレゼンテーション
7. Webページ制作の演習 1
8. Webページ制作の演習 2
9. AUTOCADによる建築系製図 1
10. AUTOCADによる建築系製図 2
11. AUTOCADによる建築系製図 3
12. AUTOCADによる建築系製図 4
13. 文書処理システムLaTeX 1
14. 文書処理システムLaTeX 2
15. 定期試験

後期
1. Excelの中で利用可能なVBAプログラミング環境の操作方法
2. 変数と四則演算
3. 条件判断
4. 繰り返し処理
5. 課題演習 1
6. プロシージャ呼び出し・引数(ひきすう)・戻り値
7. 配列
8. ワークシートのセルの読み書きとグラフの作成
9. 課題演習 2
10. 再帰的呼び出し
11. 文字列の処理
12. モンテカルロ法
13. 定積分
14. 課題演習 3
15. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
単位取得のためには、授業への参加と全課題の提出が必要です。提出物を期限内に提出しないと受理しないことがあります。

定期試験(前・後期の計2回)の受験は必須です。片方しか受験しない場合は受験放棄として扱います。演習は授業への参加状況(遅刻・欠席は減点する)と演習課題などの提出物により評価します。

前・後期の定期試験の平均点(60点満点)と演習評価(40点満点)の合計点を成績評価とします。

<教科書>
指定の教科書を初回の授業から使用します。必ず購入し、毎回忘れず持参してください。

前期:「情報処理の基礎と演習 第2版」工学院大学情報基礎教育運営委員会、共立出版
後期:「Excel環境におけるVisualBasicプログラミング 第2版」加藤 潔 著、共立出版

<オフィスアワー>
新宿 A-1476 火-金 16:30〜18:30
八王子 月 講義終了後適宜質問を受け付けます
メールでの対応も可(ct10634@ns.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
 前期は本学のコンピュータ環境を「ひと通り使えるようになった」と言えるようになることが重要な目標となります。いろいろなソフトウェアを紹介していきますから、休まず出席してください。

 後期は主にプログラミングを扱うので、「理解できるまで考える・分からないところは必ず質問する」という姿勢で臨んでください。

<備考>
※ 情報倫理はe-Learningシステムによる自習となります。前期末の定期試験までに学習を完了してください。

 

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