2008年度工学院大学 第1部情報通信工学科

通信工学基礎(Fundamentals of Communication Systems)[3367]

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2単位
斎藤 秀俊 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報通信技術から見たネットワークの原理、構成、及び設計、制御の基礎となる要素技術について学びます。本講義では、電話網やインターネットなどの情報ネットワークを主に対象としています。以下に具体的な達成目標を示します。
(1) 公衆電話網技術、インターネット技術の概略を理解すること
(2) ネットワーク技術が高度情報化社会の基盤技術であることを各要素技術と共に理解すること
(3) ネットワーク技術の原理だけでなく実用的な運用技術についても理解すること

<授業計画>
1. ネットワーキングの概要(インターネットへの接続、ネットワークの数学)
2. ネットワーキングの基礎(ネットワーキング用語、帯域幅、ネットワーキングモデル)
3. ネットワーキングにおける伝送メディア(銅、光学、無線メディア)
4. ネットワークケーブルのテスト(ケーブルテスト、信号とノイズ)
5. LANとWANのケーブリング(LAMやWANにおけるデバイス、接続方式)
6. イーサネットの基礎
7.イーサネットの動作
8. イーサネットテクノロジ(レガシーイーサネット、ギガビットイーサネット)
9. イーサネットスイッチング(スイッチングとコリジョンドメイン、ブロードキャストドメイン)
10. インターネット・プロトコル(TCP/IPの概要、プロトコルスイート)
11. インターネットにおけるルーティングの基礎(ルーテッドプロトコル、IPルーティングプロトコル)
12.インターネットにおけるサブネット方式(サブネット化のメカニズム)
13. TCP/IPのアプリケーション層とトランスポート層
14. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で評価、60点以上の者に単位を認める。ただし、試験の点数が僅かに60点未満でも授業への参加状況により勘案する。「授業への参加状況」の判断は、受講態度、授業中のミニ演習への取り組み、レポート提出等を総合して行う。

<教科書>
プリント教材等を配布する場合があります。

<参考書>
各自で、自分に合った適当なものを選んでください。

<オフィスアワー>
最初の講義で連絡します。

<学生へのメッセージ>
情報通信ネットワークの初歩的なことについて、理解を深めましょう。

 

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