2008年度工学院大学 第1部情報通信工学科

回路理論I(Circuit Theory I)[6111]

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2単位
高橋 泰樹 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気回路理論は、電磁現象を形式化し、複雑な電磁現象を簡単に取り扱えるようにした理論体系と言うことができる。本講義では、直流回路についての基礎的事項、瞬時値表示による正弦波交流回路の解析、複素数を使う交流回路に関する解析が出来るようになることを目標とする。

<授業計画>
第1週 電流、電圧、オームの法則、電圧降下と逆起電力の概念。
第2週 電源の電圧源表示と電流源表示
第3週 キルヒホッフの法則の意味
第4週 抵抗回路の合成抵抗に関する定理
第5週 分圧の定理、分流の定理
第6週 電力とエネルギー、最大電力供給定理
第7週 正弦波交流:振幅、角周波数、初期位相、位相差、実効値
第8週 L、R、Cの基本的性質
第9週 交流電力:瞬時電力、平均電力、皮相電力、力率
第10週 複素数とその四則演算
第11週 正弦波交流の複素数表示、複素インピーダンス、複素アドミッタンス
第12週 合成複素インピーダンスの計算
第13週 ベクトル図とベクトル軌跡、電力ベクトル

<成績評価方法及び水準>
定期試験の結果60点以上を合格とする。

<教科書>
電気回路教本 秋月影雄、橋本洋志(オーム社出版局)

<参考書>
電気学会大学講座「電気回路論 2版改訂」平山 博、大附辰夫(電気学会)

<オフィスアワー>
水曜15:00〜

 

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