2008年度工学院大学 第1部情報通信工学科

数学II(Mathematics II)[2320]

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2単位
間庭 正明 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
数学Iに引き続き、2変数関数の微分積分を講義する。この授業では、理論や証明には深入りせずに、微分、積分等の計算ができるようになることを目標とする。内容は主に偏微分、全微分の意味と計算法、極値問題、重積分、重積分に関する変数変換の項目を扱う。
1変数の微分積分よりも複雑であるので、各自の予習復習は必要不可欠となる。
尚、数学Iと同様、授業時間内に演習の時間を若干設けるつもりである。

<授業計画>
第1回 関数と極限、連続関数
第2回 偏導関数、接平面の方程式と全微分
第3回 高次偏導関数、合成関数の微分法
第4回 平均値の定理、テイラーの定理
第5回 テイラー展開、マクローリン展開
第6回 極大・極小、条件付きの極値(ラグランジュの乗数法)
第7回 2重積分の定義
第8回 2重積分の計算、累次積分
第9回 変数変換、特に極座標による2重積分、無限積分
第10回 体積と曲面積
第11回 3重積分
第12回 3重積分における置換積分、極座標変換
第13回 演習
第14回 試験

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で60点以上を合格とする。
但し、僅かに60点未満の場合は、随時行う演習、課題レポートなどへの取組状況を加味することにより、60点で合格とすることがある。

<教科書>
理工系の基礎 微分積分 増補版 石原・浅野共著 (裳華房)
尚、再履修の学生で「理工系入門 微分積分 石原・浅野共著」を所持している者は
「理工系の基礎 微分積分」とほぼ同等の物なので改めて購入する必要はない。

<参考書>
矢野健太郎 石原繁著, 微分積分 改訂版, 裳華房
高桑昇一郎著, 例題でわかる微分積分, 培風館

<オフィスアワー>
4限授業終了後。

<学生へのメッセージ>
受講にあたっては最低限の予習復習を強く勧める。

 

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