2008年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電気機器(Electric Machinery)[4164]

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2単位
高木  亮 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
2年前期の「電気機器基礎」に続き,各種の電気機器についてやや詳しく紹介するとともに,これを制御する観点からのパワーエレクトロニクスや制御工学との関連についても触れる。
「電気機器基礎」は履修済みであることを前提に講義をする。
将来電気機器の設計者になる可能性は低いから,設計の観点よりは電気機器の利用者として選択・利用・有効活用の観点に重点を置き,できるだけこの分野に興味を持って貰うようにする。電気機器を中心とするシステムの全体に関して基本的な選択が正しくできるための知識を得ることを目標とする。

<授業計画>
1〜2.基本的な電気機械の統一的な取扱い
3.電気機械の制御
4〜6.入門パワーエレクトロニクス
7.同期機・ブラシレスDCモータなど
8.リニアモータ
9〜10.メカトロニクス概論
11〜12.制御用小型モータ・ステッピングモータ・
  各種サーボモータ・電磁アクチュエータ
13.センサと制御系

<成績評価方法及び水準>
講義時間内に随時行う小テスト(50点)および後期試験(50点)により行う。

<教科書>
・仁田ほか: 「大学課程 電気機器(1) 改訂2版」, オーム社 (1992)
・岡田ほか: 「大学課程 電気機器(2) 改訂2版」, オーム社 (1995)

<参考書>
・曽根・松井・堀編: 「モータの事典」, 朝倉書店 (2007)
・難波江ほか: 「電気学会大学講座 基礎電気機器学」, 電気学会 (1985)

<オフィスアワー>
担当者は新宿が本務地であるため,定期的にオフィスアワーを八王子で確保することはできない。個人的な相談ごとがあれば,授業の前後に問い合わせに来るか、事前に電子メール takagi@cc.kogakuin.ac.jp で相談の日時や場所を約束してほしい。

<学生へのメッセージ>
電気機器学は,大電力の発生・輸送・利用のすべてに深く関わる重要な科目です。「電気機器基礎」とあわせて履修し,応用事例を念頭に置きつつ知識を学ぶことを通じて,いわゆる強電系の技術者となる楽しさをも感じ取ってほしいと思っています。
講義内容は,3年生で学ぶ「パワーエレクトロニクス」をはじめ,「交通システム」ほか多くの科目につながっていくはずです。

<備考>
この科目「電気機器」は電気システム工学科としての必修科目ではないが,電気主任技術者の資格を得るためには「電気機器基礎」もしくは「電気機器」のいずれかが必修である。

 

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