2008年度工学院大学 第1部電子工学科

電気数学演習(Mathematical Exercises in Electronic Engineering)[6109]

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2単位
高瀬 柔郎 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報通信で生ずる現象を定量的に解析するために、新入生の微分積分とベクトルの知識を3次元へ拡張し、その手法を修得します。情報通信工学で必要な計算ができることが目標です。

<授業計画>
 1.多変数関数の微分法
 2.内積(スカラー積)と外積(ベクトル積)
 3.勾配ベクトル場
 4.演習
 5.発散
 6.回転ベクトル場
 7.演習
 8.ラメラー場とスカラー・ポテンシャル
 9.ソレノイド場とベクトル・ポテンシャル
10.多変数関数の積分法
11.多変数関数の置換積分(ヤコビアン)
12.演習
13.仕事量と線積分
14.演習
15.力線数と面積分
16.演習
17.立体領域からの発散量(ガウスの定理)
18.立体角
19.ガウスの積分
20.回転ベクトル場の力線数(ストークスの定理)
21.演習
22.関数の級数表現
23.滑らかな関数の表現(テイラー級数)
24.演習
25.パワ有限な関数の表現(フーリエ級数)
26. 演習
27.定期試験(1)
28.定期試験(2)

<成績評価方法及び水準>
定期試験2回の平均得点が60以上の場合に単位を認定します。
60に僅かに達しないときに限り、個別指導を行い課題を与えた後、再試験によって習熟度を評価し、単位認定相当であると判断したときには評点を60とします。

<教科書>
「情報通信工学科 数学ガイド」高瀬柔郎 著(工学院大学生協)

<参考書>
教科書中に記載(下記の備考欄も参照)

<オフィスアワー>
八王子校舎 土曜日 9:00〜16:00
常時、質疑応答をメールで行っております。
E-mail: ct76041@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
数式を見たら、頭の中に物理現象のイメージが浮かぶように訓練します。
この科目は、後期から始まる電気磁気学と電気回路理論に備え、週2回の講義で前期修了です。

<備考>
電気磁気学のシラバスを見て、その教科書を購入するとよいです。
電気数学を復習し、電気磁気学の教科書に出てくる数式の意味がわかるようになれば合格です。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1026/index.html

 

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