2008年度工学院大学 第1部電気工学科

線形システム(Linear System)[5C14]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大類 重範 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
信号とシステムを時間領域と周波数領域の両側面から眺めて、それらの性質や振舞いを理解することにより、システム制御やディジタル信号処理などへの導入課程を学ぶ。連続時間(アナログ系)と離散時間(ディジタル系)の信号とシステムの取り扱いを比較対照させながら、システム設計のための基礎技術を身に付けることがねらいである。

<授業計画>
 1.線形システムの概要
 2.連続時間信号とフーリエ級数(三角関数・複素フーリエ級数)
 3.フーリエ変換とその性質
 4.連続時間システム(インパルス応答、畳込み積分)
 5.ラプラス変換と伝達関数
 6.システム関数と周波数特性
 7.連続時間信号の標本化(標本化定理、エイリアシング)
 8.離散時間信号とZ変換
 9.離散時間システム(インパルス応答、離散畳込み和)
10.伝達関数と差分方程式
11.システム関数と周波数特性
12.離散フーリエ変換
13.ディジタルフィルタの概要

<成績評価方法及び水準>
学期末試験(85%)と数回のレポート(5%)及び出欠(10%)によって評価する。

<教科書>
「ディジタル信号処理」大類重範著(日本理工出版会)

<参考書>
講義の中で紹介する。

<オフィスアワー>
できるだけ事業中に質問し、それ以外は電話またはeメールで予約を取ってほしい。

<学生へのメッセージ>
信号とシステムを時間領域と周波数領域の両側面から眺めて、それらの性質や振る舞いを理解することでシステム制御やディジタル信号処理などの学習が容易になります。是非修得してほしい。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2008 Kogakuin University. All Rights Reserved.