2008年度工学院大学 第1部電気工学科

機能材料(Functional Materials)[4B73]

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2単位
鷹野 一朗 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年広く使われている小型電子機器は,新素材の開発無くしては存在し得なかったといえます。これまでに修得した基礎知識を踏まえたうえで,実際に使われている機能材料の種類と役割について学び,卒業後どのような工学分野においても役に立つような知識とします。

<授業計画>
1.概要:新素材,機能性材料とは
2.導電体材料:電気伝導,金属系・酸化物系超電導材料
3.抵抗体材料:合金精密抵抗材料,抵抗温度係数
4.半導体材料(1):真性半導体,n型とp型半導体,バンドギャップ
5.半導体材料(2):光のエネルギー,光電効果,太陽電池
6.磁性体材料(1):各種磁石,磁気テープ・磁気ヘッド材料
7.磁性体材料(2):光磁気記録材料, MOの原理
8.誘電体材料:各種コンデンサ,圧電体,水晶発振器,誘電体メモリ
9.絶縁体材料:気体・液体・固体材料,絶縁破壊
10.環境材料:酸化チタン等の光触媒材料
11.炭素材料:C60,カーボンナノチューブ
12.OA機器での機能材料:液晶,CD-R,CD-RW,DVD-RAMの原理
13.家庭での機能材料:ステンレス鋼,フッ素樹脂,蛍光塗料など
14.定期試験

<成績評価方法及び水準>
授業での提出物(30%)と定期試験(70%)により評価します。

<教科書>
配布プリント及び「電気電子機能材料」一ノ瀬昇編著(オーム社)

<オフィスアワー>
<前期> 八王子校舎「火、水、木、金、土」 新宿校舎「月」
<後期> 八王子校舎「火、水、金、土」 新宿校舎「月、木」
(会議、出張等により変更になる場合がありますので,メールで確認してください)

<学生へのメッセージ>
私たちの身の回りの,なぜ?,なんだろう?,なにからできているのだろう?を考える授業です。この授業を通して,現代社会における材料の役割を知ってください。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1035/

 

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