2008年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

マテリアル加工論(Materials Processing)[3C10]

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2単位
塩田 ー路 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
マテリアルを製品化する際に必要となる成形加工技術について解説する.内容は,(1) 表面加工法,(2)マテリアル合成法,(3)機械的な方法、レーザービーム、電子ビームを用いた切削・変形などの加工法,(4)接合法,(5)成形法,(6)パターンの作製法,実装法の技術を中心として論ずる.

<授業計画>
第1週 加工の基礎概念と必要性(材料の科学と工学[4]、pp241-252)
第2週 表面加工(CVD、PVD、塗装、溶射、メッキ、ショット・ピーニング)
第3週 マテリアル合成(単結晶育成、アモルファス)
第4週 鋳造、電鋳(機械工作法,第2章)
第5週 塑性加工(概要,鍛造,圧延,プレス)(機械工作法,第3章)
第6週 塑性加工(その他の塑性加工法))(機械工作法,第3章)
第7週 接合加工(溶接,ろう接,拡散接合,機械的締結,接着))(機械工作法,第4章)
第8週 切削加工(機械工作法,第5章)
第9週 研削加工(機械工作法,第6章)
第10週 粉末冶金法,セラミックの成形(材料の科学と工学[4]、pp45-74)
第11週 複合材料の成形・加工(1)(材料の科学と工学[4]、pp153-194)
第12週 複合材料の成形・加工(2)(材料の科学と工学[4]、pp153-194)
第13週 集積回路、ファイン加工、パターニング、実装法(材料の科学と工学[4]、pp225-239)
第14週 質疑、演習

<成績評価方法及び水準>
内容のまとまりごとに実施する確認テスト、および定期試験の合計で評価する。その際、前者を40%、後者を60%とし、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
材料加工プロセス−ものづくりの基礎−,山口克彦,沖本邦郎共著,共立出版株式会社
材料の科学と工学[4] 「材料の構造・製法・設計」,W.D.キャリスター著,入戸野修 監訳,培風館
プリント配布

<オフィスアワー>
新宿キャンパス1977号室 後期:水曜日15:30〜17:00、木曜日16:30〜18:00

<学生へのメッセージ>
授業計画に講義予定内容と当該記載箇所が記載されている週は、あらかじめ当該箇所を読んでくること。身の回りの種々の製品に用いられているマテリアルの種類と、その製品になるまでの加工法について意識して欲しい。

 

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