2008年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
○数学II(Mathematics II)[4558]
2単位 堂前 和宏 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
この授業では、2変数関数の微積分について解説します。 2変数関数は様々な面で1変数関数よりも複雑であり、それは変数の変化する方向が一定でないことに起因しています。そのため、グラフを描いて視覚化することが容易ではありませんし、極限の考察も困難であることが多いのです。 ここでは、1変数関数の微積分に関する知識を活用することによって、2変数関数の性質を調べる方法を学びます。達成目標は以下の通りです。 (1) 偏導関数を計算できるようにする。 (2) 合成関数の微分法を身につける。 (3) 2変数関数の極値とは何かを理解し、それを求められるようにする。 (4) 2重積分を累次積分に直して計算できるようにする。 (5) 変数変換公式を活用して2重積分を計算できるようにする。
- <授業計画>
1.偏導関数
2.合成関数の微分法
3.テイラー展開
4.2変数関数の極値(その1)
5.2変数関数の極値(その2)
6.陰関数
7.中間試験
8.2重積分の計算(その1)
9.2重積分の計算(その2)
10.積分順序の交換
11.変数変換公式(その1)
12.変数変換公式(その2)
13.変数変換公式(その3)
14.学年末試験
- <成績評価方法及び水準>
中間試験と学年末試験をいずれも50点満点で実施し、それらの合計点が60点以上の者を合格とします。
- <オフィスアワー>
土曜日の13時から14時(八王子校舎1号館313号室)
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