2008年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

数学II(Mathematics II)[4558]

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2単位
堂前 和宏 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>

この授業では、2変数関数の微積分について解説します。
2変数関数は様々な面で1変数関数よりも複雑であり、それは変数の変化する方向が一定でないことに起因しています。そのため、グラフを描いて視覚化することが容易ではありませんし、極限の考察も困難であることが多いのです。
ここでは、1変数関数の微積分に関する知識を活用することによって、2変数関数の性質を調べる方法を学びます。達成目標は以下の通りです。
(1) 偏導関数を計算できるようにする。
(2) 合成関数の微分法を身につける。
(3) 2変数関数の極値とは何かを理解し、それを求められるようにする。
(4) 2重積分を累次積分に直して計算できるようにする。
(5) 変数変換公式を活用して2重積分を計算できるようにする。

<授業計画>

1.偏導関数

2.合成関数の微分法

3.テイラー展開

4.2変数関数の極値(その1)

5.2変数関数の極値(その2)

6.陰関数

7.中間試験

8.2重積分の計算(その1)

9.2重積分の計算(その2)

10.積分順序の交換

11.変数変換公式(その1)

12.変数変換公式(その2)

13.変数変換公式(その3)

14.学年末試験

<成績評価方法及び水準>

中間試験と学年末試験をいずれも50点満点で実施し、それらの合計点が60点以上の者を合格とします。

<オフィスアワー>

土曜日の13時から14時(八王子校舎1号館313号室)

 

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