2008年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

有機化学II(Organic Chemistry II)[2265]

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2単位
橋本 和彦 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
「有機化学I」に続き、種々の官能基をもつ有機化合物の構造・性質・合成・反応の基礎を学習し,有機化学を支える理論を習得する。具体的な達成目標を以下に示す。(1) 芳香族化合物・ハロゲン化アルキル・アルコール・フェノール・エーテル・アルデヒド・ケトン・カルボン酸およびその誘導体を命名し,その分子構造を書くことができる;(2) 各官能基をもつ化合物の構造,特性および合成法を習得し,それを支える基礎理論を理解する;(3) 各官能基特有の反応とその反応性を支配する因子を電子の動きを通して理解し,具体的反応に応用できる。

<授業計画>
1.芳香族化合物(求電子置換反応,置換基の配向など)
2.立体化学
3. ハロゲン化アルキル(1)
4.ハロゲン化アルキル(2)
5.アルコール・フェノール・エーテル(1)
6.アルコール・フェノール・エーテル(2)
7.アルコール・フェノール・エーテル(3)
8.アルデヒドとケトン(1)
9.アルデヒドとケトン(2)
10.アルデヒドとケトン(3)
11.カルボン酸とその誘導体(1)
12.カルボン酸とその誘導体(2)
13.カルボン酸とその誘導体(3)
14.定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験での成績を中心に、課題に対して提出されたレポート、および講義中に行う演習課題に対して提出された回答結果をそれぞれ10%余加味して評価し、60点以上の者に対して単位を認める。

<教科書>
マクマリー著「有機化学概説」(伊東,児玉共訳,東京化学同人)。必要に応じプリントを補助教材として配布する。

<参考書>
有機化学IおよびII(山岸著,丸善);基礎有機化学(ハート著,秋葉・奥共訳,培風館)

<オフィスアワー>
火曜日 12:30-13:10および16:30-18:00。 留守の場合はメールで約束の上、対応可。 E-mail: hashimot@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
官能基をもつ有機化合物の多様な反応性を電子の動きで理解するには「有機化学I」のみならず「化学I・II」や「基礎化学演習」を復習しておくことが望ましい。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/wwb1014

 

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