2008年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
□マテリアル科学概論A(Introduction to Materials Science A)[2115]
2単位 橋本 和彦 教授 [ 教員業績 JP EN ] 伊藤 雄三 教授 [ 教員業績 JP EN ] 矢ケ崎 隆義 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 新しい性質や機能を持った材料の開発や応用のためには、物質を原子・分子のレベルでの理解と巨視的な物質としての性質の理解とが必要です。この科目では、各教員が各4回の講義によって、マテリアル科学とはどのような学問かを各分野の実例を通して説明すると共に、それらと無機化学、有機化学、生物化学、分析化学、物理化学さらには物理学や数学との関連について説明します。
達成目標としては、以下の通りです。(1)マテリアル科学科の教育目的を理解すること、(2)マテリアル科学と工学の各分野のトピックスにふれて、この分野への興味を深めること、(3)この分野の専門科目を身につけるためには、自然科学の基礎が大切であることを理解すること。
- <授業計画>
- 1. マテリアル科学科の目的と教育目標(化学と工学)、高分子の大きさと高分子材料
2. ナイロン、ポリエステルの誕生(天然高分子をモデルとした高分子合成) 3. 環境に優しい化学I (資源循環、リサイクル化学) 4. 環境に優しい化学II (生分解性高分子、グリーンケミストリー、その他) 5. 生物機能をもつ高分子の開発と応用 6. 様々な高分子材料の特性と構造(構造と物性) 7. 鉄より強い高分子(集合構造のコントロール) 8. ゴムはなぜ大きく変形できるのか(熱力学と弾性) 9. 電気を伝える高分子、熱を伝える高分子(機能を持った高分子の例) 10. 資源と高分子系材料の創製との関わり(資源科学) 11. 高分子系材料の機能化と適用(機能化技術、評価技術) 12. 高分子系廃棄物の処理 (燃焼・発電・リサイクル工学技術) 13. 高分子系材料・製品のLCA (環境アセスメント、環境共生)
- <成績評価方法及び水準>
- 各時間ごとに行う小テストの結果を総合して評価し、60点以上を合格とします。
- <教科書>
- なし
- <参考書>
- なし
- <オフィスアワー>
- 火曜日 16:30〜17:30 八王子キャンパス 5号館 5-202室 橋本和彦
火曜日 16:30〜17:30 八王子キャンパス 5号館 5-204室 伊藤雄三 火曜日 16:30〜17:30 八王子キャンパス 12号館12-114室 矢ケ崎隆義
- <学生へのメッセージ>
- 先ず出席すること。講義を楽しんでくれれば幸いですが、ノートは取りましょう。
- <備考>
- 橋本和彦、伊藤雄三、矢ケ崎隆義、共坦
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