2008年度工学院大学 第1部環境化学工学科
○環境分析実験(Environmental Analytical Laboratory)[5260]
2単位 内田 雅樹 講師 [ 教員業績 JP EN ] 石川 徹 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 飯田 肇 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- はじめに分析に必要な基礎測定を学ぶ。その後、6テーマの実験を行い、環境分析に関する測定法の理解を深める。実験の途中での段階で、公害防止管理者試験に重要なテーマである水質と大気について詳しく勉強し、実際の実験廃水処理施設を見学する。
- <授業計画>
- 最初に分析実験で必要な質量、容積、試料の調整法を基礎として勉強を行い、その後、下記に揚げる環境になじみの深い溶存酸素、COD,pH、窒素酸化物などの実験をとうして環境の本質に迫る。
実験終了後、翌週にレポートを提出する。さらに公害防止管理者の重要なテーマである水質、大気の勉強と実験廃水処理施設見学を行なう。 A 基本操作 A-1 容積測定の取り扱い A-2 質量測定の取り扱い A-3 試料の調整 B キレート測定法による水の硬度測定 C ウインクラーアジ化ナトリウム変法による水中溶存酸素の定量 D 過マンガン酸カリウム消費量による環境水中の有機物の定量 E 河川の陰イオン界面活性剤の定量 F 自動車排ガスを含んだ水および雨水中」のpH測定 G ザルツマン法による自動車排ガスおよび雨水中の窒素酸化物の定量
- <成績評価方法及び水準>
- 各実験にすべて出席し、すべてのレポートを提出し、試験結果を加味してレポートで60点以上を取ること。
- <教科書>
- 2008年度 工学院大学 環境化学工学科 「環境分析実験テキスト」(生協で販売)
- <参考書>
- 公害防止管理者「大気編」、「水質編」(東京教育情報センター)
日本化学会編「分析化学便覧」(丸善)
- <オフィスアワー>
- メールにて連絡ください。
石川先生 (居室 5B1F-102 bt70148@ns.kogakuin.ac.jp) 簡単なことは実験中に質問せよ。その他の場合はメールにて対応する。
飯田先生 (金:16:00〜18:00、それ以外はメールで約束の上、対応します 居室12-105、iida@cc.kogakuin.ac.j)
内田先生 (火、金曜日、10時〜16時、12-203室、それ以外の時間、曜日にはメール で約束の上、対応します)m-uchida@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 実験は自分で操作して結果を出す大切な授業です。是非、興味を持っていただきたい。それには実験前に予習をしておくことが大切である。実験テキストを何回も読み、測定に関して十分理解してから、取り掛かることが大切である。レポートはその日のうちに仕上げることをすすめる。提出前日にレポートに取りかかるのでは、時間的余裕はない。
実験ノートには左側だけに実験データを記入し、右側は実験中に分からなかったことを調査した結果やデータを記載するようにする。
- <備考>
- 事前レポート(目的、実験方法、理論)まで書いて実験前に提出すること。
実験に関する試験を行います。
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