2008年度工学院大学 第1部環境化学工学科

基礎物理化学II(Basic Physical Chemistry II)[2113]

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2単位
海野  肇 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
エネルギーが保存量であることを表す熱力学第一法則、自然界の現象が変化する方向を示す熱力学第二法則に関する基本的な概念を理解し、これらの法則が化学変化の方向やその最終状態を予測するのに欠かせない道具であることを理解し、それらを応用する方法を習得する。

<授業計画>
1.熱力学第一法則の概念
2.状態関数、完全微分
3.内部エネルギー
4.エンタルピー
5.熱容量
6.熱力学第二法則の概念
7.エントロピー
8.エントロピーの変化
9.熱力学三法則
10.ヘルムホルツエネルギー、ギブズエネルギー
11.化学ポテンシャル
12.フガシテイー

<成績評価方法及び水準>
平常成績(出席確認演習)50点、期末試験の成績50点の合計点数が60点以上を合格とする。 なお、止むを得ないと認められる事情がある場合に限り、期末試験の成績のみで評価することもある。

<教科書>
アトキンス物理化学(上)、東京化学同人

<オフィスアワー>
新宿:水曜日13時〜15時

<学生へのメッセージ>
物理化学現象は、講義で出会う法則や事例を身の回りの現象に置き換えて理解する工夫をすると意外な面白さを見つけることができる。できるだけ沢山の演習問題を解くことによって、理解をより確かなものにすることができる。なお、この講義は数学の講義ではないが、道具としての微分・積分の初等知識をきちんと身につけて講義に望むことが不可欠である。

 

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