2008年度工学院大学 第1部環境化学工学科

環境と経済(Environment and Economy)[1307]

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2単位
平岩 幸弘 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人間社会における「経済」活動は,必ず「環境」への影響を伴う.この両者は不可分であり,その関係は近年ますます多様化・複雑化している.人類が“維持可能な経済社会”を実現するためには,環境問題を解決しつつ,同時に,経済・産業を適切に発展させていかなければならない.
本講義では,具体的事例をもとにして「環境と経済」の多様かつ複雑な関係を概観していく.

<授業計画>
1. 概説
 (1)「環境」と「経済」の関係について
 (2)環境問題と経済成長
2. 公害問題
 (1)水俣病を中心に
 (2)「公害」はまだ終っていない
3. 地球環境問題
 (1)地球温暖化問題
 (2)温暖化対策
4. 企業と環境ビジネス
 (1)成長する環境ビジネス市場
 (2)環境報告書と環境報告書
5. 廃棄物問題とリサイクル
 (1)増加する廃棄物
 (2)自動車のリサイクル
 (3)国際リサイクルの時代へ
6. 維持可能な社会へ向けて

<成績評価方法及び水準>
出席状況,中間レポート(数回),期末試験の成績を総合し,60点以上の者に単位を認める.なお,成績評価方法および水準の詳細は第1回目の講義で説明するので,必ず出席すること.

<教科書>
特に指定しない.

<参考書>
講義中に適宜紹介する.

<オフィスアワー>
講義終了後,教室および教員控え室にて.

 

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