2008年度工学院大学 第1部環境化学工学科

哲学の現在(Problems of Philosophy)[1301]

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2単位
真達 大輔 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 人間知性における身体や感情の重要性について考える。
 これに加えて、文章を読む力、書く力を身に付ける。

<授業計画>
 プラトン以来、古典的な西洋哲学は知性に人間の本質を見出し、「私」を「認識する私」として理解してきた。これに対する現代哲学の特徴の一つを端的に挙げれば、身体や感情の重要性を強調したことであろう。
 この授業では、そうした現代哲学の趨勢を踏まえつつ、「私」がどのようにして世界を、他者を理解しているのかを扱う。人工知能などの具体例を使いながら、古い知性主義的な人間観を破壊し、身体や感情なしに知性が成り立ちえないものであるということを示していきたい。

<成績評価方法及び水準>
1月に2000字以上のレポートを提出。
また授業の中で中間試験(小作文)も実施する。
合計60点以上の者に単位を認定する。

<教科書>
 特に指定しない。
 授業の中で資料を配布する。資料は多いので、紛失しないよう整理して保管すること。

<参考書>
 講義の中でその都度指示。

<オフィスアワー>
 授業後、教室または講師室にて。
 気軽に声をかけて下さい。

<学生へのメッセージ>
 毎回論題を出して簡単な作文をしてもらう予定なので、主体的に考えることを心がけて下さい。哲学から少しでも多くの知的刺激を受けて欲しいと思います。

 

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