2008年度工学院大学 第1部応用化学科

遺伝子工学(Genetic Engineering)[4C17]

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2単位
辛  英哲 准教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
3年次前期の分子生物学の基礎を復習し、生体における遺伝子発現調節機構と遺伝子操作技術の実際を学び、遺伝子工学の有効性とポスト・ゲノム科学の未来を考える。
達成目標:1)分子生物学の基礎を理解すること、2)原核生物の遺伝子発現機構を理解すること、3)真核生物の染色体の構造と機能を理解すること、4)遺伝子操作技術の実際を理解すること、5)ポスト・ゲノム科学の応用範囲を考察するための基礎を理解すること

<授業計画>
以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
1.遺伝工学の歴史:遺伝子の本体とゲノム
2.セントラル・ドグマ、形質発現、形質転換
3.プラスミドとファージ
4.DNAの抽出と分析
5.原核生物と真核生物の遺伝子発現
6.真核生物染色体の構造と機能
7.制限酵素の構造と機能およびその応用
8.DNAリガーゼとDNAポリメラーゼの構造と機能
9.PCR法とDNA塩基配列の決定法
10.遺伝子の変異と遺伝子組換え
12.真核生物への遺伝子導入
13.遺伝子操作技術の実際
14.遺伝子工学の未来とポスト・ゲノム時代の目指すもの

<成績評価方法及び水準>
定期試験と授業中の演習問題の結果で最終成績を評価、60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
「遺伝子」川喜田正夫著(朝倉書店)

<オフィスアワー>
事前にメール等で知らせて下さい。
[ bt13211@ns.kogakuin.ac.jp ]

<学生へのメッセージ>
毎回出席する事。講義内容への質問等は気軽にして下さい。

 

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