2008年度工学院大学 第1部応用化学科
化学者のための電気計測(Electrical Measurements for Chemist)[3B08]
2単位 市川 紀充 講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 社会(企業等)は、専門分野だけでなく幅広い知識がある技術者を必要としています。特に電気計測の知識は、みなさんが社会に出たときにとても役立ちます。
本講義では、電気計測の必要性を説明し、電気計測の基礎をわかりやすく解説します。この講義に毎回出席すれば、実社会で役立つ電気計測の基礎を十分理解できます。
- <授業計画>
- 第1週 計測の基礎を学ぶ(その1).
計測の目的,計測系の機能と構造
第2週 計測の基礎を学ぶ(その2). 測定の誤差と精度
第3週 計測器の構成を学ぶ. 計測の方法,計器の構成,変換,指示・記録・計数,計器の動作
第4週 計測の実際を学ぶ(その1) 長さ・角度の測定,時間・質量・力などの測定,流体の測定
第5週 計測の実際を学ぶ(その2) 温度・湿度の測定,熱量の測定
第6週 計測の実際を学ぶ(その3) 成分などの測定
第7週 センサと計測用電子回路を学ぶ. センサ計測システムの構成,力センサ,温度センサ,光センサ等
第8週 電子計測システムを学ぶ(その1) 計測システムにおけるパソコンの役割,A/D変換の基礎知識
第9週 電子計測システムを学ぶ(その2) サンプルホールド回路,A/D変換回路,変換器の性能
第10週 電子計測システムを学ぶ(その3). パソコンの構成,インターフェース,アクチュエータ
第11週 電子計測システムを学ぶ(その4). I/Oポート用LSIとA/D変換器の接続,パソコン応用計測例
第12週 光計測を学ぶ(その1) 光センサの種類,光センサと出力回路,フォトカプラとパソコン出力回路
第13週 光計測を学ぶ(その2) レーザによる測定,原理,光学ホログラフィー,光ファイバの原理とその応用.
第14週 定期試験あるいはレポート
- <成績評価方法及び水準>
- 出席点と定期試験の点数の合計が60点以上の学生に単位を認めます。
【出席点について】 ・講義回数を50点で割った値を、講義1回あたりの出席点とします。出席点を認めるには、講義の内容を理解したことをまとめたレポートを、講義終了時に毎回提出して頂きます。
【定期試験について】 ・定期試験は、50点満点とし、12月中旬に課題の内容を説明します。その課題の回答をレポートで提出して頂きます。そのレポートの内容を採点します。
- <教科書>
- 「入門工業計測」谷口修(実況出版)
「電子計測 基礎と応用」相田貞蔵他共著(培風館)
- <オフィスアワー>
- 講義に関する質問等は、講義中にお願いします。
- <学生へのメッセージ>
- 「山に登る道は、一つではない。」。目標に向かって、よく考えて、みなさんの道(人生)を切り開いてください。
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