2008年度工学院大学 第1部応用化学科

錯体化学(Coordination Chemistry)[1C06]

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2単位
渡部 正利 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
錯体化学は無機化学と有機化学の結合した分野なので研究対象としては無限に近い。生物も巧みに錯体を使っている。目標は以下の授業計画の大半を理解してもらうことである。

<授業計画>

1. 錯体化学とは 無機金属錯体 有機金属錯体 生物無機金属錯体
2. 配位立体化学 配位数と立体配置 異性体
3. 配位化含物の命名法 
4. 配位結合の理論 電子対反発則
5. 配位結合の理論 分子軌道と錯体
6. 錯体の磁性 可視吸収スペクトル 
7. 有機反応と無機反応 置換反応と脱離反応  無機錯体における置換反応
8. 酸・塩基の“かたさ”.“やわらかさ”
9. 有機金属錯体の結合  典型元素の有機金属錯体 遷移元素の有機金属錯体
10. 生体系における金属錯体 ビタミンB12 
11. 窒素固定 金属酵素への金属キャリア物質としてのメタロチオネイン
12. DNAのラセン構造を“感知”する金属錯体
13. 制ガン作用を示すアミノ糖を配位子とする白金錯体

<成績評価方法及び水準>
期末テストとレポート

<オフィスアワー>
月曜日以外だいたいいる。

 

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