2008年度工学院大学 第1部応用化学科

物理学II(Physics II)[3107]

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2単位
浜津 良輔 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
物理学IIでは、物理学Iで学んだ力学の知識を基礎にして、熱力学と電磁気学の基礎について学ぶ。熱力学では、熱力学状態量や熱のもつ物理的意味を理解すると同時に、物理現象が微視的立場から把握できることを学ぶ。電磁気学では、電磁現象を「場」という概念により統一的に表現する法則に関して基礎知識を習得することを目的とする。

<授業計画>
13回程度ある授業のうち、前半1~5回までは熱力学を、6~13回を
電磁気学について講義する。

<熱力学>
1~2回 熱力学を勉強するための予備知識
1回 熱と温度
2回 気体の分子運動論
3回 いろいろな変化,熱力学第一法則
4回 熱の移動
5回 熱機関と熱力学の第二法則

<電磁気学>
6回 電磁気学を勉強するための予備知識、クーロンの法則
7回 電場とは、静電ポテンシャル、電場のガウスの法則
8回 静電容量、誘電体、電場のエネルギー密度
9回 電流と磁場、オームの法則、直流回路
10回 アンペールの法則、ビオ・サパールの法則
11回 ローレンツ力、磁場のエネルギー密度
12回 電磁誘導
13回 交流回路、電気振動

14回 定期試験

<成績評価方法及び水準>
成績評価=(A+B)/2とし,その値が60点以上の者に単位を認める。
A=期末試験の評価点(100点満点), B=宿題(100点満点)の総得点/授業回数。
毎回の講義の終わりにプリント(問題)を宿題として課す。次の週の講義のはじめに提出すること。

<教科書>
原康夫著 「改訂版 基礎物理学」 学術図書出版社 ISBN4-87361-026-5

<参考書>
物理学の教科書は数多くのものが出版されているので、各自自分にあったものを探すのも良い。あまり
目移りせず、一冊の本を深く理解することをすすめる。以下に、あくまで参考としていくつか教科書を
あげておく。
加藤 潔 「理工系 物理学講義」 培風館
小出昭一郎・兵藤申一・阿部龍蔵 「物理概論 上・下」 裳華房

<オフィスアワー>
水曜日3限・木曜日2限

 

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