2008年度工学院大学 第1部国際基礎工学科

国際関係と文化(International Relations and Culture)[3C26]

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2単位
清水 英里 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
国際関係といっても、欧米に偏ることなく、第三世界にも十分目をくばり、学生が自分で「自分は今どこにいてどこに行きたいのか」という問いに明確に答えられることを達成目標とする。映画、音楽、旅行記などを材料にし、生活の中からの国際化とは何かというものを考えることができるようにしたい。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(E)コミュニケーション能力と国際感覚の習得:◎
(A)多面的な視点から考える能力:○
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(a)(d)の(2)a):◎ 

<授業計画>
1 ガイダンス 「グローバル化」状況における文化について考える
 2 「国際問題とはなにか1」 欧米中心主義の国際問題ではない見かたを身につけるべきではないだろうか?
3「国際問題とはなにか2」まず、自分の立脚点である「日本」というものについて考える
4「国際問題とはなにか3」第三世界からみた世界
5「ジェンダーとセクシャリティ1」ジェンダーとは何か、を学び、「男らしさ」「女らしさ」を根本から見直す。そのことが世界での国際性を養うと考える
6「ジェンダーとセクシャリティ2」
7「ジェンダーとセクシャリティ3」
8「世界と戦争・紛争1」戦争・紛争はなぜ起こるのか?戦争勃発の構造は何か?そこに我々はどうかかわっているのか?
9「世界と戦争・紛争2」
10「世界と戦争・紛争3」
11「ディベート1」国際問題と自分の考え、というものを、みなで討論することによって、自分をいかにアピールするか、そして相手と交流するかについて実践的に学ぶ
12「ディベート2」
13「ディベート3」

<成績評価方法及び水準>
年度末の課題レポートに授業中の小レポート・出席などを加味したうえで総合評価し、60点以上のものに単位を認める。レポートなどで点数が60点未満のものでも、出席が十分ある場合には、それを考慮する。

<教科書>
指定せず、配布資料を用いて授業を進める。

<参考書>
小森陽一・高橋哲哉編『ナショナル・ヒストリーを超えて』(東京大学出版、1998年)、古田元夫『ベトナムの世界史』(東京大学出版、1995年)

<オフィスアワー>
授業開始前、終了後、兼任講師室にて。メールによる質問も可。yaya128@hotmail.com

<学生へのメッセージ>
一方的な講義ではなく、参加者同士の討議をとりいれた授業をめざしたいので、授業への参加者が自らの力で考え論理的に表現することを期待します。

 

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