2008年度工学院大学 第1部機械システム工学科

線形代数学I(Linear Algebra I)[4E07]

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2単位
中村 淑子 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>

線形代数学は工学・理学の専門分野を学ぶ上で必須の基礎となる科目である。本講義では、数ベクトルと、行列の取り扱いに慣れ親しみ、行列式の性質を知り、行列式の具体的な計算を習得し、連立一次方程式を解けるようになることを目標とする。これが出来たとき、線形代数学の奥深さと美しさに気が付くだろう。

<授業計画>

第 1週 数ベクトルと行列、行列の演算
第 2週 行列の分割
第 3週 行列の基本変形
第 4週 基本変形による連立一次方程式の解法
第 5週 簡約な行列、行列の簡約化、行列の階数
第 6週 行列の簡約による連立一次方程式の解法
第 7週 正則行列、逆行列、逆行列の計算
第 8週 置換
第 9週 行列式の定義、行列式の性質(1)
第10週 行列式の性質
第11週 余因子行列、行列式の列(行)に関する余因子展開
第12週 連立一次方程式の解法、クラメルの公式
第13週 問題演習
第14週 定期試験

<成績評価方法及び水準>
1)適宜、演習問題を出し、宿題として解答レポートの提出を求める。
2)上記1)のレポートは、計30点満点で評価し、これをA点とする。
3)定期試験は100点満点で評価し、これをF点とする。
4)最終評価点Xは、X=F+R*A とする。係数Rは、Fが30点以下のとき R=1、それ以上では漸減し、F=100 では、R=0 である。X が60点以上の者を合格とする。

<教科書>

「入門 線形代数」三宅敏恒著(培風館)

<参考書>

講義の中で必要に応じて指示する。

<オフィスアワー>

木曜日17:50-18:10講師室

 

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