2008年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○工業力学及演習II(Engineering Mechanics and Exercise II)[6352]
3単位 小林 光男 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 工業力学は2年次以降で学ぶ力学関係科目の基礎となる最も基本的な科目の一つである。ここでは、剛体に働く力とその運動、摩擦、仕事とエネルギ、運動量について学び、同時に自然科学的な思考方法を身につける。より理解を深め、実践力を養うため講義と演習を交互に行う。具体的な達成目標は、剛体の平面運動、摩擦、仕事とエネルギ、運動量、力積、振動について理解し、これらを応用できること。
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標)C:◎、E、F (JABEE基本キーワード)物理系 (JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、機構の運動学、回転機械の運動、自由振動と強制振動、発表力 (前提となる基礎知識と修得後の展開)高校で履修した数学・物理を復習し、工業力学及演習Iを修得しておくことが望ましい。本科目は力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学など)の基礎となるものである。
- <授業計画>
- 1. ガイダンス,分布力1、演習1
2. 分布力2、演習2 3. 重力と重心1、演習3 4. 重力と重心2、演習4 5. 流体圧、演習5 6. 仕事、演習6 7. エネルギ、演習7 8. 動力、演習8 9. 運動量と力積1、演習9 10. 運動量と力積2、演習10 11. 剛体の平面運動1、演習11 12. 剛体の平面運動2、演習12 13. まとめ、課題試験
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は最終演習として行う課題試験と期末試験結果の高得点結果(ただし、両試験とも受験する必要がある)と演習点により評価する。演習点は毎週の提出問題数により決定し、これが全体評価に占める割合は3割程度である。評価の結果が60点以上の場合は、上記「機械システム基礎プログラムの学習・教育目標」(C)、(E)および(F)は達成される。
全講義日数の3分の1以上欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない.
- <教科書>
- 昨年度,1年生後期[工業力学及び演習2]で使用した教科書を参考にする.
- <オフィスアワー>
- 土曜日16:30〜17:30(8号館304室)
質問はメールでも受け付ける(mail:at73299@ns.kogakuin.ac.jp)
- <学生へのメッセージ>
- この科目は,昨年度学んだ再履修科目であるが,何が原因で未修得になったのかを考えて,油断せずに授業・演習に自主的に取り組むことを望みます。
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