2008年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○数学演習II(Exercises in Mathematics II)[5559]
1単位 古川 正夫 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 多変数関数の微分積分に関する基礎的な演習を行う。
様々な具体的な関数に対して微分積分の計算ができるようになることを目標とする。
機械システム工学科 (JABEE学習・教育目標) 「機械システム基礎工学プログラム」C-1:◎ (JABEE基本キーワード)数学系 (JABEE個別キーワード)関数の偏微分、偏微分の応用、関数の多重積分、多重積分の応用
(前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に、「数学I」および「数学演習I」により1変数関数の微分積分学を習得しておく 必要がある。
- <授業計画>
- 1.授業の進め方のガイダンス、学力調査
2.偏微分(1)ー初等関数の偏微分、合成関数の偏微分 3.偏微分(2)ー偏微分の基礎的な計算法、変数変換 4.偏微分(3)ー高階偏導関数、全微分 5.偏微分の応用(1)ー関数の極大・極小など 6.偏微分の応用(2)ー物理問題への応用 7.中間試験(偏微分) 8.重積分(1)ー重積分の基礎、積分領域の図示 9.重積分(2)ー重積分の基礎的な計算法 10.重積分(3)ー積分順序の変更 11.重積分(4)ー極座標への変換、変数変換 12.重積分の応用ー基礎的な求積法(面積・体積など) 13.偏微分・重積分の総合演習 14.定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 演習問題/宿題に対する解答状況(40%)と定期試験の得点(60%)の合計により成績を評価し、総合点
60以上の者に単位を与える。なお、総合点が60に満たないが演習点が良い学生については別途 レポート課題を与える。ただし、この場合の総合評価は60点から69点の範囲とする。
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標C-1は、上記の評価基準を満たせば 達成される。
- <教科書>
- プリント(説明、演習、宿題)配布
- <オフィスアワー>
- 金曜日 13:30〜15.30
- <学生へのメッセージ>
- 演習であるから、必ず出席し自ら問題を解くことが大切である。解答は計算結果より過程を重視
する。数学が苦手な学生には、「忘れてしまった高校の数学/微積分を復習する本」柳谷晃著 (中経出版)を読むことを勧める。
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