2008年度工学院大学 第1部機械システム工学科

化学II(Chemistry II)[2260]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
杉田 和之 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
化学の基本的な原理と概念について基礎的なことを身に付けてもらうことを目的とします。本講義では、化学Iの講義を前提として、各自の専門分野や卒業後の社会生活に役立つ内容(複写とプリンタ記録、実用化されているディスプレイ など)を取り上げるので、化学に対する知的好奇心を持って講義に臨んで下さい。
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標)C−1:◎、 D−2:○
(JABEE 基本キーワード)生物・化学系、環境問題
(JABEE 個別キーワード)化学、生命科学、汚染・汚濁メカニズム、地球環境、地域環境
(前提となる基礎知識と修得後の展開)本科目を履修する前に「化学I」を履修しておくこと。また、本科目の内容は、「工業材料」や「機能性材料」などの無機・有機材料の性質を理解するための基礎的知識となる。

<授業計画>
1.化学熱力学−化学反応はどのようにして起こるか
2.化学変化の速度と平衡
3.新しい素材 
  (情報記録材料と 情報表示材料 の一部をより詳しく)
4.エネルギ−と資源
5.地球と環境
  (資源・大気汚染・温暖化 を主に)

<成績評価方法及び水準>
定期試験と中間の課題レポートの得点で総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。講義中に行う演習問題の成績は、主として出欠と習熟度チェックに活用する。記憶力よりも、理解力・思考力・応用能力を総合的に試験するために、資料は持ち込み可とするが、どこでどんなことを学習したかのアウトラインは頭に入れておくこと。
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標C−1、D−2は、上記の基準を満たせば、達成される。

※演習の解答レポートを満足に書けない学生や 2/3通以上提出してない学生は、総合点が60点に達しない場合が多いので、授業の理解とレポート作成に困難を感じたら、学習支援センターで実施している基礎講座の受講を推奨する。レポートを期限までに提出しなかった者および2/3以上出席しなかった者に対しては、追試を考慮しない。

<教科書>
「化学−物質・エネルギ−・環境」浅野努他共著(学術図書出版社)

<参考書>
「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録」数研出版編集部編(数研出版)
「絵とき化学入門」藤谷正一他共著(オ−ム社)
「理科年表」国立天文台編(丸善株式会社)

<オフィスアワー>
火曜日 講義の前後 講師室

<学生へのメッセージ>
教科書に沿って講義を行うが、プリント配布によって一部を補充する。講義中に演習を行うので、電卓(対数・指数変換のあるもの)を講義には常時持参して下さい。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2008 Kogakuin University. All Rights Reserved.