2008年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○工業力学及演習I(Engineering Mechanics and Exercise I)[6303]
3単位 小林 光男 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 工業力学は2年次以降で学ぶ力学関係科目の基礎となる、最も基本的な科目の一つである。ここでは、質点および剛体に働く力の合成とつりあい、質点の運動について学び、同時に自然科学的な思考方法を身につける。より理解を深め、実践力を養うため講義と演習を交互に行う。具体的な達成目標は、一点に働く力の合成とつり合い、剛体に働く力の合成とつり合い、質点の運動について理解し、これらを応用できること。
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標)C:◎、E、F (JABEE基本キーワード)物理系 (JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、運動学、静圧と動圧、単位と標準、発表力 (前提となる基礎知識と修得後の展開)高校で履修した数学・物理を復習しておくことが望ましい。本科目は工業力学及演習II並びに力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学など)の基礎となるものである。
- <授業計画>
- 1. SI単位系と次元・次元解析、演習1
2. 力の分解と合成法、演習2 3. 複数の力の合成法、演習3 4. 力のつりあい、演習4 5. モーメントの合成法、演習5 6. 支点および反力、演習6 7. 平面板の重心、演習7 8. 回転体の重心、演習8 9. はりに働く分布力と静止流体の圧力、演習9 10. 直線および曲線運動における速度・加速度と円運動、演習10 11. ニュートンの運動方程式とダランベールの原理、演習11 12. 求心力と遠心力、演習12 13. まとめ、課題試験
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は最終演習として行う課題試験と期末試験の高得点結果(ただし、両試験とも受験する必要がある)と演習点により評価する。演習点は毎週の提出問題数により決定し、これが全体評価に占める割合は3割程度である。評価の結果が60点以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標」(C)、(E)および(F)は達成される。
- <教科書>
- 1年生前期[工業力学及び演習1]で使用した教科書を参考にする.
- <オフィスアワー>
- 土曜日16:30〜17:30(8号館304室)
質問はメールでも受け付ける(mail:at73299@ns.kogakuin.ac.jp)
- <学生へのメッセージ>
- この科目は,1年生前期に学んだ再履修科目であるが,何が原因で未修得になったのかを考えて,油断せずに授業・演習に自主的に取り組むことを望みます。
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