2008年度工学院大学 第1部機械システム工学科

工業力学及演習I(Engineering Mechanics and Exercise I)[4104]

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3単位
湯本 敦史 講師  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 工業力学は2年次以降で学ぶ力学関係科目の基礎となる、最も基本的な科目の一つである。ここでは、質点および剛体に働く力の合成とつりあい、質点の運動について学び、同時に自然科学的な思考方法を身につける。より理解を深め、実践力を養うため講義と演習を交互に行う。具体的な達成目標は、一点に働く力の合成とつり合い、剛体に働く力の合成とつり合い、質点の運動について理解し、これらを応用できること。
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標)C:◎、E、F
(JABEE基本キーワード)物理系
(JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、運動学、静圧と動圧、単位と標準、発表力
(前提となる基礎知識と修得後の展開)高校で履修した数学・物理を復習しておくことが望ましい。本科目は工業力学及演習II並びに力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学など)の基礎となるものである。

<授業計画>
1.ガイダンス、力の単位 演習1回目(教科書第1章)
2.力の合成と分解 演習2回目(教科書第1章)
3.力のつり合い 演習3回目(教科書第2章)
4.力のモーメント1 演習4回目(教科書第2章)
5.力のモーメント2 演習5回目(教科書第2章)
6.力のモーメントのつり合い 演習6回目(教科書第2章)
7.運動と力1(速度・加速度) 演習7回目(教科書第4章)
8.運動と力2(落体の運動) 演習8回目(教科書第4章)
9.運動と力3(運動の法則) 演習9回目(教科書第4章)
10.運動と力4(運動の法則) 演習10回目(教科書第4章)
11.すべり摩擦 演習11回目(教科書第5章)
12.ころがり摩擦 演習12回目(教科書第5章)
13.まとめ、課題試験

<成績評価方法及び水準>
 成績は最終演習として行う課題試験と期末試験の高得点結果(ただし、両試験とも受験する必要がある)と演習点により評価する。演習点は毎週の提出問題数により決定し、これが全体評価に占める割合は3割程度である。評価の結果が60点以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標」(C)、(E)および(F)は達成される。
 全講義日数の3分の1以上欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない.

<教科書>
演習工業力学、 一柳信彦、高久和彦 共著、東京電機大学出版局

<オフィスアワー>
随時(八王子12-101室)
メールでも質問などを受け付ける(yumoto@cc.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
 本科目の内容は高校で習った物理の範囲内であるが、単なる公式の暗記から脱却し、上記目的が達成できるよう努力して欲しい。また、演習には積極的・自主的な参加を望む。

 

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