2008年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース

CAD機械製図設計(Machine Design by CAD)[5C02]

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2単位
江口 之治 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
図学の知識を基に、機械設計法についての基礎知識や考え方を整理、習得したうえで、機械技術者として必須のJIS機械製図法とその規則、第三角法等について学習する。図面を書き、読み、対象物をイメ−ジできる基礎力を身につける。さらに、設計及び材料で学習した内容を応用して、課題の設計書を作成して、これを基にCADを用いて図面を作成する。
(1)機械設計法の基礎知識や考え方の整理と習得
(2)機械製図法と規則の習得
(3)第三角法や展開図法の学習
(4)CADの学習
(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギ−・デザインプログラム」:(C)○、(D)◎
(JABEEキ−ワ−ド)
「機械工学エネルギ−・デザインプログラム」:機械設計、製図法と規則、展開図法CAD
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
本科目は、機械製図の基礎を学習する。本科目習得後は、「設計学」によりデザイン能力の習得を行うことができる。本科目を履修する前に「機械製図法」「材料力学」を履修、習得することが望ましい。

<授業計画>
設計題目:冷凍機主要部品の強度設計とCADによる製図
1.ガイダンス、プリント配布
2.設計課題説明、設計法解説。CAD操作法解説・演習(その1)
3.設計課題説明、設計法解説。CAD操作法解説・演習(その2)
4.設計課題説明、設計法解説。CAD操作法解説・演習(そに3)
5.設計計算書の作成
6.設計計算書の提出、講評
7.課題主要部品(ピストン、ピストンピン、連接棒など)のCAD製図
8.課題主要部品(ピストン、ピストンピン、連接棒など)のCAD製図
9.課題主要部品(ピストン、ピストンピン、連接棒など)のCAD製図
10. 中間検図、中間講評、CAD操作演習
11. 課題主要部品(ピストン、ピストンピン、連接棒など)のCAD製図
12. CAD製図の提出。図面の検図、修正、評価
13. 設計計算書及び図面の最終提出 

<成績評価方法及び水準>
成績は1)設計計算書作成における教員との情報伝達等のコミュニケ−ション力(50%)と2)CADによる作成図面の正確さ(50%)により判定する。なお、設計計算書と作成図面との寸法不一致の場合は単位認定にはならない。
1)および2)は機械工学エネルギ−・デザインプログラム」の学習・教育目標(C)および(D)にそれぞれ
対応する。

<教科書>
機械設計入門シリ−ズ「機械設計製図演習」蓮見 善久著(理工学社)

<参考書>
「JISにもとづく標準機械製図集」北郷 薫監修、大柳 康、蓮見 善久共著(理工学社)

<オフィスアワー>
金曜日 12:30〜13:00 新宿(非常勤講師室)
email:eg823ch@kke.biglobe.ne.jp

<学生へのメッセージ>
製図は機械設計,加工等における意思伝達の重要な手段である。構造力学や材料工学で得た知識を用いて機械の強度設計を行うことにより、設計と製図それぞれの知識のつながりを考える力を養う。

 

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