2008年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
△CAD/CAM(CAD/CAM)[4B02]
2単位 何 建梅 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 産業界ではコンカレントエンジニアリングの採用が興盛になって来ている。この中心的役割をなすのがCAD/CAM(Computer Aided Design,Computer Aided Manufacturing)である。この授業では2次元だけではなく3次元も含めた統合型CAD/CAM全般について講義を行う。製品製造にコンピュータの必要となることの理由,コンピュータが適切な道具としていかにそれを備えているかの理解,グラフィックとコンピュータとの数理的関かわりの原理の具体的理解,CAMとCAEとの統合の問題点や必要性などを理解することが目標である。
(JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎ (JABEEキーワード) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」: 機械設計,製図,CAD/CAM/CAE,プログラム言語, データ処理,ネットワーク (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目は、コンカレントエンジニアリングの基礎を学習する.本科目習得後は,設計から製造までにデザイン能力の習得を行うことができる.本科目を履修する前に,「機械設計学」「材料基礎工学」「機械製図法」を履修,習得することが望ましい.
- <授業計画>
- 1. コンカレントエンジニアリングの発生・特徴・問題点
2. 2次元コンピュータグラフィックス 3. 3次元コンピュータグラフィックス 4. 形状モデリングの概要とCSG(Constructive Solid Geometry)的視点 5. 座標変換システム 6. 自由曲線・曲面の数学的取扱い(数式処理) 7. 形状モデルに基づくCAE 8. 数理モデルに基づくCAE 9. 数理モデルに基づくCAE(2) 10. 加工(NC加工技術,ロボット生産技術),工程設計 11. ロボット加工シミュレータ 12. CSGと三次元CADソフトとの実際(パソコン操作など) 13. CAD/CAMと生産の諸活動 14. 期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める.
ただし、試験の点数が僅かに60未満の者には授業中に示したレポート提出の内容により60点に加算もあり得るが最大15点とする。
- <教科書>
- 「CAD/CAM/CAE入門」
雨宮好文監修 安田仁彦著(オーム社)
- <参考書>
- 多数出版されているが,出来るだけ基礎的な事項を扱っている書籍がよい。上記5,6,7に関しては「CAD/CAM/CGのための形状処理工学入門」 嘉数侑昇(かかず・ゆきのり)・古川正志共著(森北出版)・少し高レベルな書籍だが「CAD工学」山口富士夫著(培風館)などが参考となる。
- <オフィスアワー>
- 授業前後30分 新宿17F 1718室(機械設計研究室3)
email: at13148@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- コンカレントエンジニアリングの採用が興盛になって来ている産業界に適応するために,コンカレントエンジニアリングの基礎知識をきちんと身に付けること.
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