2008年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
応用プログラミング演習(Applied Exercise in Programming)[2B03]
1単位 浦田 哲哉 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 近年のコンピュータ技術の発達に伴い,プログラムの規模も比例して大規模かつ複雑になり,これまでの「C」や「Pascal」などの手続き型プログラミングでは,プログラムの保守性・信頼性を確保することが難しくなってきている.
本授業では,この問題を解決するために提案されたオブジェクト指向プログラミングの基本的な考え方を学び,オブジェクト指向言語(C++)についての講義および各種演習を通して実践的に体得する.具体的な達成目標を以下に示す.
(1) C++言語の習得 (2) オブジェクト指向を用いたプログラミングの習得
(JABEE 学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎ (JABEEキーワード) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:計算機利用の基礎,プログラム言語
(前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に,「情報処理概論及演習」,「プログラミング演習」を履修しておくこと.また,本科目の内容は,卒業論文で関係する研究が多々ある.
- <授業計画>
- 1) ガイダンス,ソフトウェアの使い方,C++の概説
2) [C++の基礎] 四則演算と変数 3) [C++の基礎] 制御構造文(1) 4) [C++の基礎] 制御構造文(2) 5) [C++の基礎] 配列 6) [C++の基礎] ポインタ 7) オブジェクト指向の基本的な考え方 8) クラスとインスタンス 9) プロパティとメソッド 10) コンストラクタ 11) クラスの基本まとめ 12) 抽象化と継承 13) クラスの階層 14) 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として、授業中に行う筆記と実技の中間試験(50%)及び定期試験(50%)の結果により評価を行う.なお,特別な理由なしに欠席をした場合や授業の演習成果が無いと判断される場合は減点する.
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(D)は,上記の評価基準を満たせば,達成される.
- <教科書>
- 「やさしいC++ <第3版>」高橋 麻奈 著 (ソフトバンククリエイティブ),に加えて授業中に配布するプリントを併用する.
- <参考書>
- 授業中に適宜紹介する.
- <オフィスアワー>
- 原則として,授業終了後教室にて
- <学生へのメッセージ>
- 「できるかできないか」よりも「最後までやり遂げる」が重要である.
演習の時間が限られているので,授業時間以外も自分から進んで演習内容を理解することが望ましい.
- <備考>
- 授業中に課せられた演習は必ず次の時間までに完成させ,提出すること.
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