2008年度工学院大学 第1部機械工学科

微分方程式論(Elementary Differential Equation)[2151]

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2単位
古川 正夫 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
主として常微分方程式の解法を例題とともに説明し、演習も行う。
様々な具体的な微分方程式が解けるようになることを目標とする。

機械工学科
(JABEE学習・教育目標)
「JABEE機械工学エネルギー・デザインプログラム」D-1◎
(JABEE基本キーワード)数学系
(JABEE個別キーワード)微分方程式の解法

(前提となる基礎知識と習得後の展開)
「数学I」および「数学I演習」と「数学II」および「数学II演習」とにより、1変数関数および
多変数関数の微積分学を習得していることが前提である。本科目を習得すると、他の力学系・
電気系科目などが理解しやすくなる。

<授業計画>
1.授業の進め方のガイダンス、学力調査
2.微分方程式に関する一般的説明
3.一階微分方程式(1)--変数分離形
4.一階微分方程式(2)--同次形
5.一階微分方程式(3)--線形、定数変化法
6.一階微分方程式(4)--ベルヌイ/リッカチ形
7.一階微分方程式(5)--全微分形、積分因子
8.一階微分方程式(6)--高次の場合、クレロー形
9.高階微分方程式(1)--yまたはxを陽に含まない場合
10.高階微分方程式(2)--同次形、全微分形
11.高階微分方程式(3)--線形、定数変化法
12.連立微分方程式、偏微分方程式など
13.微分方程式の解法の総合演習
14.定期試験

<成績評価方法及び水準>
演習/宿題問題に対する解答状況(40%)と定期試験の得点(60%)の合計により成績を評価し、総合点
60以上の者に単位を与える。なお、総合点が60に満たないが演習点が良い学生については別途
レポート課題を与える。ただし、この場合の総合評価は60点から69点の範囲とする。

「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標D-1は、上記の基準を満たせば
達成される。

<教科書>
プリント(説明、演習/宿題)配布

<オフィスアワー>
金曜日 13:30-15:30

<学生へのメッセージ>
演習/宿題のプリントを毎回配布し、そのうち2題程度を授業時間の後半に解く演習を行い、残りを
宿題とすることにした。これは、解法を習得するには、説明を聞いているだけでは無理で、自ら
問題を解いてみることが大切なためである。

 

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