2008年度工学院大学 第1部機械工学科
○数学II(Mathematics II)[5330]
2単位 藤井 俊 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この授業では、多変数の微分積分を学ぶ。微分積分は様々な対象の計算を行うために発達してきたもので、理工学の分野では必須の学問である。
具体的な達成目標は 1. 与えられた関数の極限、偏導関数が計算でき、接平面を求められる。 2. 関数の極値を求められる。 3. 陰関数定理を用いて曲線の接線が求められる。 4. 累次積分、変数変換などにより、重積分を求められる。 5. 体積、曲面積を重積分によって求められる。
- <授業計画>
- 1. 多変数関数の極限、連続性
2. 偏微分と全微分 3. 偏導関数の性質と接平面 4. 高次偏導関数と多変数のテーラーの定理 5. 多変数関数の極値 6. 陰関数定理 7. 重積分 8. 累次積分と重積分の性質 9. 変数変換による重積分の計算 10. 重積分とグリーンの定理 11. 体積と曲面積 12. ガンマ関数とベータ関数 13. 総合演習 14. 定期試験
基本的に教科書にそって授業を進めるが、時に異なる順序で進める場合もある。
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験で60点以上獲得したものを合格とする。また、講義中に演習を行うことがあり、黒板にて解答したものには幾点かを与え、それを定期試験の得点に加えて判定する。
- <教科書>
- 入門微分積分(三宅敏恒著、培風館)
- <オフィスアワー>
- 講義終了後など。
- <学生へのメッセージ>
- 勉強に限らず、何かを理解しようとするときは、他人の話を聞いているだけでは不十分で、自分で考えることが重要である。自ら手を動かして十分に理解できるようがんばってもらいたい。
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