2008年度工学院大学 第1部機械工学科
○機械工学基礎演習(Engineering Exercise of Fundamentals of Mechanical)[5205]
1単位 尾高 進 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 杉井 康彦 准教授
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 新入生へのガイダンス.機械工学を学んでいくうえで必要な基本的事柄を学習する.簡単なものづくりを通して,機械を作る喜びを体験し,機械に親しめるようになることを目標としている.以下に具体的目標を示す.
(1)大学,機械工学科および履修制度の理解を通して大学生活への導入. (2)機械工学を学んでいく上で必要なことがらを学び,スムーズに他の科目を学習できるようにする. (3)報告書の書き方を通じてコミュニケーションについて学ぶ. (4)機械の設計についての基本的考え方を学ぶ. (5)ものづくり体験を通して,機械の仕組みを理解するとともに,ものづくりの喜びを体験する. (6)国際的な見地から,技術者としての倫理観について考える.
(JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(A)〇,(B)〇,(C)〇,(D)〇,(E)◎,(F)○
(JABEEキーワード) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:<材料の強度と許容応力>(1.0),<曲げ>(0.5),<単位と標準>(0.5),<不確かさと精度>(1.0),<機械設計>(1.5),<技術史>(2.0),<組立>(3.0)
(前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目は,機械工学への導入科目であり,とくに前提となる科目はない.習得後,すべての科目と関連する. なお、この授業は、後藤芳樹と尾高進で担当する。
- <授業計画>
- 第1週[ガイダンス]大学および学生生活について.シラバスの提示.成績の評価について.
第2週[履修指導]大学の履修制度.機械工学科について.JABEEについて.大学の歴史. 第3週[研究室見学]TECC,機械工学科の研究室の見学. 第4週[総合研究所SMBC見学]クリーンルームや半導体製造装置など最先端設備の見学. 第5週[もの作り体験(1)]原理とつくり方.組み立て 第6週[もの作り体験(2)]組み立て.機構の学習. 第7週[もの作り体験(3)]動きの調整.性能評価コンテスト. 第8週[工学の基礎]単位系と単位の計算.測定精度と有効数字についての演習. 第9週[専門的話題(1)]機械や構造物の設計.材料の強度,はりの曲げについての演習. 第10週[専門的話題(2)]自動車の設計にみる発想の転換について.レポートの提出. 第11週 [日本語・スタディスキル]レポートの書き方.コミュニケーションについて. 第12週 [技術者の倫理] スチューデントスキル.モラル.技術者倫理. 第13週 [専門的話題(3)] 担当教員の専門について学習する. 第14週 [学外研修] キャリア講座.衝撃吸収実験.
- <成績評価方法及び水準>
- 成績評価は,ものづくり等の演習80%、レポート20%で行い,合格点は60点以上. 演習への積極的な参加態度も評価の対象とする.
- <教科書>
- なし
- <参考書>
- 「はじめての工学倫理」 斎藤了文,坂下浩司 編(昭和堂丸善)
「技術とは何か」 大輪武司 (オーム社)
- <オフィスアワー>
- 後藤芳樹
金曜日の授業の前後10分間をオフィスアワーとする.それ以外は,火曜日 16:30〜17:00八王子校舎8-301室(内線3499に電話をして在室を確認してから来てください)
尾高進 金曜日の授業の前後10分間をオフィスアワーとする.それ以外は、火曜日の15:00〜16:00に研究室(共通課程研究棟36号室)にて。あるいはメールでもけっこうです。odaka@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 演習科目なので毎回出席して演習を行い、レポートは必ず提出すること.
- <備考>
- 新入生オリエンテーションキャンプでは,衝撃吸収実験やキャリア講座を行う予定です.
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2008 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|