2007年度工学院大学 教職課程科目

生徒指導論(Guidance)[9352]

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4単位
白石 総一郎 非常勤講師

最終更新日 : 2009/10/28

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  本講義では教育実践の経験を媒介に、いじめ、不登校問題をはじめ児童生徒の非行・問題行動の克服と1人ひとりに生きる力を育む生徒指導を目指し、生徒指導の基本的理論と方法について学習する。このことを通して、1人でも多くの生徒に豊かな自己実現を促せる教師としての視点と考え方を学習する。 

<授業計画>
1 はじめに (1)青少年の現状について 
 2 戦後少年非行のながれ(1)生存型非行(2)反抗型非行(3)衝動型非行
 3 生徒指導の意義と課題(1)生徒指導の概念と目的(2)領域・内容 (3)今日的課題                [1]いじめ問題の現状 [2]いじめ問題解決への手がかり
 4 生徒指導の組織と計画(1)生徒指導の組織体制(2)全校体制づくり、(3)外部機関の活用 
 5 生徒理解と指導   (1)生徒理解の意味と機能(2)領域・内容(3)資料収集の方法              (4)生活点検表
 6 教育相談、カウンセリング その1(1)教育相談の意義と目的、(2)カウンセリングの人間観
 7   〃        (3)カウンセリングの理論の前提(4)カウンセリングの理論
 8   〃         (5)相談担当者の基本的態度(6)学校教育相談の進め方
9 問題行動の理解と指導(1)問題行動の種類(2)原因(3)早期発見
(4)社会の変化− 子育て法の変化と母子カプセル
10      〃    (5)学級崩壊の現状と解決策 (6)生徒指導の基本編13ケ条 
11     〃     (7)不登校、高校中退の原因と解決策 
12 進路指導 その1  (1)日本型雇用形態の崩壊、
(2)「出口入り口指導」の進路指導からキャリア教育へ 
13  〃     (3)進路指導における全校計画の立案と実践
 (4)ホ−ムル−ム計画の立案と実践    
14 集団指導      (1)集団指導の意味と意義(2)集団指導の形態
15  〃        (3)集団活動の指導  (4)学級集団作りの実際 
16  〃        (5)集団の評価と集団指導の観点 (6)学校荒廃度進度表
17教育相談、カウンセリング その2 (7)学校教育相談の限界 (8)家庭・関係諸機関との連携
18  〃          (9)教育相談、カウンセリング指導の実際 
                    [1] K市教育相談所の取り組み
19   〃         (10)教育相談、カウンセリング指導の実際
[1] HR担任の取り組み [2]保健室の取り組み
20 生徒指導と教育課程との関連(1)生徒指導と教科との関連
21 〃     (2)教育課程の改訂、全校的取り組みで荒廃を克服した学校
22    〃         (3)生徒指導と道徳との関連 (4)生徒指導応用編23ヶ条
23     〃        (4)生徒指導と特別活動との関連
24 進路指導 その2     (5)進路に関する啓発的体験の立案・実践
25  〃      (6)キャリア・カウンセリングの立案と実践
26 新しい時代の生徒指導 学力と生活力を伸ばす取り組み

<成績評価方法及び水準>
  定期試験の成績を約70%と授業中の発表及び発表レポ−トを約30%で計算する。60点以上を合格とし、50点〜59点の者はレポ−トの再提出を認め内容が十分であると認められる者は合格点(60点)とする。原則として出席時数2/3以上の出席をもって履修を認め、履修を認められない者には単位の修得を認めない。

<教科書>
『生徒指導の理論と方法 改訂版』江川〓成編 (学芸図書)

<参考書>
『少年非行の世界』清水賢二(有斐閣) 
『教室の悪魔』山脇由貴子(ポプラ社)
『夜回り先生』水谷修(サンクチュアリ出版)
『学級崩壊の克服法』高橋史朗(ぶんか社)
『〈子育て法〉革命』品川知美(中央公論社)
『生徒指導の機能と方法』坂本昇一著、(文教書院)
『学習指導要領、高等学校編、中学校編』(文科省)
『生徒指導の手引き(改訂版)』 (文科省)
『生活綴り方教育の探求』太田昭臣著(民衆社)
『カウンセリングの理論』『カウンセリングの技法』国分康孝著(誠信書房)
『カウンセリングの話』平木典子(朝日選書)
『カウンセリング心理学』渡辺三枝子(ナカニシヤ出版)
『愛と癒しのコミュニオン』鈴木秀子(文藝春秋)
『学校現場で使えるカウンセリング・テクニック』上・下 諸富祥彦(誠信書房)

<オフィスアワー>
土曜日二部1時限目の授業終了後20分間、これ以後も約束があれば対応可。新宿キャンパス12階講師室で。

<学生へのメッセージ>
1,学校は教職員のチ−ムワ−クで運営されている。校長を中心としたチ−ムの一員として積極的に活躍する教師となり、生徒1人ひとりが毎日生き生きと登校する学校づくりに牽引車として参加するような教師になって欲しい。
2,一人の教師の力は大きい。どんな学校(チ−ム)でも、一人の教師で学級が変わる。このことによって学年が変わる、学校も変えられる。保護者も地域も変わる、変えられる。ただし、「どんな生徒にも、『時間と労力を惜しまずに愛情を注ぐ』取り組みが絶対に必要である!」。
  私は、今、問題になっている‘いじめ’‘学級崩壊’‘不登校’‘中途退学’‘低学力問題’等もこの2点が実現すれば、社会問題から姿を消すほどに減少すると確信している。一緒に学習する君たちに期待している。頑張ってください。

 

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