2007年度工学院大学 第2部建築学科

公共建築計画(Theory of Public Architecture)[2659]

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2単位
木村 幸弘 非常勤講師

最終更新日 : 2009/10/28

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 この科目は、公共建築物を計画する上で施設運営上の諸問題から計画理論研究を試みることと、
具体的な実例研究を通して企画から設計への計画的手法の実践的な手法の習得を目指している。
 建築計画学は、分析的な研究活動から建築設計への総合的な提案まで幅広い考察が求められ、
必要条件等の把握および、解決すべき問題の対象、計画目的を明確にすること、それらに加えて
計画方針の具体化を目指して検討・判断を繰り返して、より効果的に提案する手法を学習する。

<授業計画>
第1〜3週、 ◎建築計画学のための原理論(新しい提案のコンセプト創りのための基礎的研究)
     教材『建築計画ノ−ト』の第1章から第7章までの原理論編の諸原理を理解、各種建築
    への応用のために、公共建築物における生活空間上の位置づけ、および社会的構造の把握、
    建築計画学上の学問的なあり方、考え方を模索しつつ、いかに展開すべきかなどの観点か
    ら解説する。技術化する対象の現状分析と原理的法則の応用から、その手法を探る。
     公共建築計画の原点は『住まいの計画』であり、原理の応用を試みる。
第4〜7週、 ◎保育園・幼稚園計画
     建築設計IIと関連、幼児が初めて体験する公共建築物。幼児施設全般の視点から、
    幼稚園、児童館等との関連を考慮の上、幼児施設のあり方、現状施設の分析、建築設計
    資料集成等の資料を基に、質と量の両面から研究する。
第8〜10週、 ◎地域施設(コミュニティ−施設)の生活空間システムと基本計画
     地域施設の各種機能と規模計画。地区、集落レベルにおける各種施設の地域計画。
第11〜12週、 ◎公共図書館の計画
     建築設計IIの後半課題との関連、地域住民のための社会教育と余暇施設として公共
    図書館の各種機能と規模計画。公共図書館の地域計画と施設計画を研究する。
第13〜14週、 ◎オフィスビル計画
     建築設計III関連して、重層構造の平面計画と構造、設備計画の統合について研究。
第15週、   ◎定期試験(1月上旬)

<成績評価方法及び水準>
 科目成績は、定期試験60%、平常点40%(演習・提出物評価20%、出席回数・真剣度20%)
とする。ただし提出物が著しく不完全なるものは未提出と同等と見なし、真剣度ゼロと見なすので、
十二分に注意すること。提出物の受付は原則として出題の次週授業日冒頭のみとする。

<教科書>
 建築計画ノ−ト(生協配布、授業の初日から利用するので、購入の上出席のこと)建築設計資料
集成<(学生諸君が、予習を兼ねて、教材に表示された資料案内ペ−ジに従い授業事前に用意する
こと。ただし、用意していない場合は有料で配布する)>この他に、教材に示されない参考資料を
適宜、配布する予定である。

<参考書>
「代謝建築論」菊竹清訓著、彰国社刊(絶版なので、図書館で閲覧)。
「人間工学」正田亘著、恒星社厚生閣刊。システムの話/システム設計、日経文庫。
「建築設計資料集成」日本建築学会編、丸善刊。建築設計資料(シリ−ズ)建築資料研究社。
なお、月刊建築雑誌、新聞等の社会的問題の関連情報などは必ず閲覧し、問題意識を養うこと。

<オフィスアワー>
前・後期とも火曜日、16:30〜18:00

<学生へのメッセージ>
 授業は、建築計画ノ−トおよび資料を中心に解説して進めるので、予め予習をしておくこと。
板書きは必要に応じて行うが最小限にとどめ、ノ−トのまとめは自らのスタディを含めて整理さ
れたい。授業中の教室の出入りは無用に願いたい。加えて、授業はこの科目の全てを行うことは
できないので、学生各位の捉え方にしたがい、図書館等で調べ学習をして、自らの見識の拡大を
試みられたい。また、建築設計科目は、各科目の学習成果を総合することが目的であり、この
科目との関連も十分に考慮の上、履修されたい。おわりに、批判・意見があれば遠慮なく。

<備考>
 カリキュラムは他の科目と連携しているのがほとんどである。然も、それぞれに基本的には
ステップがあり、自らの目標に対して効果的に学習されることを期待する。思いつきでの科目
履修は時間の無駄使いであると思うのだがどうだろうか。

<参考ホームページアドレス>
なし

 

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