2007年度工学院大学 第2部電気電子情報工学科電子工学コース
△美術A(Fine Arts A)[3605]
2単位 鈴木 淳 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 絵画を中心に,作品に使われる材料と構造について基礎的,教養的知識を修得する.
美術作品は鑑賞するものである一方で,私達の身の回りにあるさまざまな物と同じくひとつの「物」である.授業では作品にどのような材料がどのように使われているのかを概説し,作品を科学的側面から観察することの意味と役割を示す.また,作品の劣化が材料や技法と密接に関係していることを示し,修復方法について概説する. 受講者各自が専攻分野で扱う「物」についてもその物質的特性を考えるきっかけとなることを目指す.
- <授業計画>
- 1.ガイダンス:授業計画
導入:美術作品の保存性,絵画の構造 2−6.絵画構造と材料 絵具の条件,絵具の種類と歴史 顔料,媒材 地塗り,支持体 絵具の固着と吸収,絵具と支持体の組み合わせ 自家製絵画材料:自分で作る絵具,キャンヴァス,パネル 7−12.絵画の調査と修復 絵画の調査,目的と方法 可視光線を利用する観察,不可視放射を利用する観察 油彩画に見られる劣化と損傷,その種類と要因 修復の目的と処置 修復の必要と限界,作品の管理,収蔵と展示 13.まとめ 絵画材料の選択と効果,表現の自由と責任
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は期末試験結果(約70%)と授業中の演習問題結果(約30%)で評価して60点以上の者に単位を認める.授業内容の理解を重視するため授業に出席しない学生が単位を取得することは困難.
- <教科書>
- 使用しない.
- <参考書>
- 授業の中で紹介する.
- <オフィスアワー>
- 授業開始前のみ,新宿キャンパス12階講師室で.質問はe mailでも受け付ける.
- <学生へのメッセージ>
- 美術作品だけでなく,生活に関わるあらゆる「物」の材料,構造,保存性に関心を持ってもらいたい.
後期科目「美術B」のシラバスも併せて確認すること.
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